2012年06月14日

小樽市総合博物館(旧小樽交通記念館)①

小樽市総合博物館(旧小樽交通記念館)へ入館。

この施設は、平成19年7月、かつての小樽交通記念館に小樽市博物館と小樽市青少年科学技術館の機能を統合してできた博物館で、小樽の歴史と北海道の交通史、科学技術などが展示されています。また、第二館的な位置づけで運河館が少し離れた場所にあり、そちらは午後に行きました。

まずは館内で蒸気機関車から始まる北海道の鉄道の歴史を学び、その後屋外の展示車両を見ます。
しかし私の興味は既に初めから屋外の展示車両であり、とにかくそれが見たい一心でした(笑)

北海道の原野を駆け抜けた往年の名者たち。
とりわけキハ82とキハ56、キハ22は気になる存在でした。

【キハ82 北海】


【往年の名車は颯爽と原野を駆けたことだろう】


【国鉄特急のスタンダードな座席】


【キシ80】


冬場はシートがかぶせられるようですが、常に屋根のない屋外に野ざらしの車両たちは退色が進んでいたり、外板の状態が劣化したものも多々見受けられました。

それでもこれだけ多くの車両を一つの場所で見られるというのはとてもありがたいことです。
また、多くの車両が車内にも入ることが出来ます。

【キハ56・27・キロ26】
全国各地の非電化路線で活躍したキハ58・28の北海道版。
とうとう一度も現役としては乗ることができずに終わってしまいました。



今ではこういう車内をお目にかかることがめっきり少なくなりましたが、やはり一番旅風情を感じられるのはこの車内です。
ボックスシート・青い座席、網棚。


こちらはグリーン車。
今では普通車でも珍しくないリクライニングシートですが、この当時はこの座席が特別な格のものだったのでしょう。



北海道のローカル輸送の代表格、キハ22。





っとここまで、3種類の車両の写真を載せたところで今回は中断。

既にあちこちのホームページやブログでこの小樽市総合博物館の展示車両については紹介されていますし、全部写真を出していると相当な枚数になるので、次の記事は少し書き方を考えようと思います;;;)汗

どうもまとまりに欠けた記事となり失礼しました(苦笑)  

Posted by みすずかる at 23:59Comments(0)旅の記録(北海道)

2012年06月13日

小樽ぶらり散策

もらったパンフレットをじっくり見て考えて悩んで、結果駅から結構歩いたところにある某店で朝食にすることにしました。
(名前も場所も伏せます。)

この店の「おすすめ」だというどんぶりを頼みました。1,500円也。
う~ん、ウニにホタテにいくらと北海の幸の代表格がのっかっておいしそうです。



実際おいしかった、いや正確にはおいしかったはずです。

ただねぇ・・・。
私一人だったとはいえ、一応客がいるのに店の人同士が仲悪いってどうかと思いますよ。
カウンターのまん前でそんな風にされると落ち着いて食べられたものじゃありません。

これにはちょっとがっかりしました。
味もよく覚えていないというのが正直なところです。

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朝食のあとは、しばし散歩して観光スポットが開く時間までを過ごします。

【小樽の定番ショットといえばやはり運河】


【重要文化財 旧日本郵船㈱小樽支店】


雨の予報ではありましたが、小康状態を保ち時折青空も覗いたり。
このまま降らないことを祈るばかりでした。


さて、そうこうしているうちに待ち遠しかった9時半がやってきました。

前回は休館日で見られず、20年の時を経てようやく叶った再訪問。

小樽市総合博物館(旧小樽交通記念館)に入館です!
  
タグ :小樽

Posted by みすずかる at 00:10旅の記録(北海道)

2012年06月12日

1930D

早朝の札幌。
帰りの新千歳空港からの飛行機は20時過ぎなので、それまでたっぷり時間はあります。

それまでの時間は、札幌近郊の観光の定番ではありますが小樽へ行くことにしました。実に20年ぶりの小樽です。

コインロッカーでキャリーバックを預け、札幌駅のホームへ。
小樽へ向かう一番列車は1930D然別行きです。

今では当たり前に読める「然別」ですが、初めてこの駅を通ったときに受けた衝撃は当時小学生だった自分には忘れられません。どうして「ぜんべつ」じゃないのだ・・・と。

非電化区間に直通の列車なので当然ディーゼルカーが充当されるわけですが、ホームへ上がってみるとそこにいたのはキハ150でした。それも2両(苦笑)

始発列車、かつこれを逃せば次の列車は40分も先。
そんなこともあってか車内はかなりの混雑。何とか座れましたが、静かに寝るということはできませんでした。



小樽着 7時00分。
とりあえず朝食をどこかでとるべく駅からぷらぷら歩き始めました。


  

Posted by みすずかる at 23:32Comments(0)鉄道

2012年06月11日

稚内を発つ

フェリーでの航行を終え、稚内港へと到着。


「帰ってきたぞー」

というのは錯覚で、まだ最果ての地にいることに何らかわりはありません。

これから札幌に戻らなくてはなりませんが、夜行バスの発車時刻は23時。
あと3時間、時間をつぶすのに最適な場所がありました。


稚内駅の2階が映画館なのですね~。

レイトショーは安く見られるし、長い洋画だと2時間半はつぶせます。
ということで、迷わず映画を観ることにしました。

最北の映画館で映画を楽しみ、ちょうどよい時間に。
少しゆとりを持ってバス停に並びます。

何せ自由席ですから・・・(笑)

整理番号は発行されるものの、座席は早いもの順。
ただし、夜行バスのみ前3列は女性専用という制約がありますが…。

小雨の降る稚内市内、定刻発車時刻の10分ほど前にバスは到着。この日は宗谷バスの担当です。
2台運行だったので、座席に比較的余裕があり窓側席がほぼ埋まる程度でした。

発車後間もなく私は眠りに就いてしまったのでわかりませんでしたが、この夜行バスは途中の「道の駅おびら鰊番屋」にて上り便と下り便が交換。双方の乗務員は車両を交換してそれぞれの基点に戻るシステムで運行されているそうです。

気付けば朝。

札幌市内に入っていました。
札幌着は5時半。バスを降り、眠い目をこすりつつJRの駅へと向かったのでした。



  

Posted by みすずかる at 23:58Comments(0)旅の記録(北海道)

2012年06月10日

宗谷バス「夢の浮島礼文めぐり」の旅(後編)

さぁ、バスは最北限の地、「スコトン岬」にやってきました。


最北限の地???

「確か前日に最北端の地、宗谷岬に行ったけれど、一体どちらが本物だろう?」

というのが素直な感想でした。その時は、島内で最北の地という意味程度で自分を納得させましたが、帰ってから少し調べてみるとこういうことでした。

①かつて、宗谷岬よりもスコトン岬の方が最北端だと思われていた時代があった。

②測量技術が進歩し、その結果、4分ほど宗谷岬の方が北にある事が判明する。

③よって、それ以降は最北端ではなく最北限と言うようになった。


まぁ、一度は最北端を名乗った誇りといいましょうか、譲れないものはあるということなのでしょう。きっと。

しかしながら、「最北」のアピールは宗谷岬よりこのスコトン岬の方がうわ手!?でした。
トイレにも表記してますから・・・。


私は見ていませんが、バス停にも再北限の表記があるという情報も聞きました。

それはそうとして、最北の雰囲気に関して言えば宗谷岬より、こちらのスコトン岬の方がありました。
眺めもよく、断崖という感じもてっぺんというにふさわしい気がしました。

【トド島を望む】


スコトン岬も島を代表する観光スポットであるにもかかわらず、人はほとんどいませんでした。
静かに観光できるのはいいですが、あまりにこれでは寂しいものがあります;)汗

最後の観光場所は、桃台猫台
崖の下の駐車場でバスを下車し、そこから少し登ったところにある高台の上から桃岩と猫岩を見ます。

高さ250m程度の巨大な岩、これが桃岩です。


そして、海を見つめる猫の後姿のような岩、これが猫岩


少しひいて猫岩を見るとこのような感じです。


気になるのは赤い屋根の建物でしょうか。
バスガイドさんは岩の説明の後、「あれがうわさの桃岩荘です」と(笑)

この時は特に予備知識がありませんでしたが、「桃岩荘」、正式には「桃岩荘ユースホステル」
古きよきユースの慣習を今に残した伝説のユースホステルのようです。ミーティングがあったり、島内を8時間歩くツアーがあったり、帰りの港では盛大なお見送りがあったりと思い出深い旅ができることは間違いなさそうです。

今後泊まるか泊まらないは別としても何やらとても気になるユースホステルなのでした。

話が逸れました。

定期観光の旅もこれで終りです。
後は再び、スタート地である海辺の香深に戻るだけ。


道中、ガイドさんからあった島での生活の話には普段自分の生活するところとの環境の違いに「へぇー」と思うことがたくさんありました。

ガソリンが内地よりリットルあたり30円くらい高いとか、魚介類が豊富な半面、野菜や肉などは船で運ばれるため運搬費が結構上乗せされるとか、島に信号は2つしかなくて、赤信号に遭遇すればラッキーだとか。

そうこうしているうちに香深港へ到着。
定期観光バスを降り、フェリーの時刻まで少し時間があったので、「うすゆきの湯」で体を温めます。
遠く見える利尻富士がとてもきれいでした。


17時40分のフェリーで礼文島を出航。


利尻島も礼文島も短い滞在時間でした。でもある種それは作戦でもあります。

だんだん小さくなる礼文の島と、利尻富士を見ながら「きっとまた来るぞ」という思いはより一層強くなるのでした。



そして最後になりましたが、

利尻島、礼文島の定期観光バスでお世話になりました、宗谷バスの運転士さん、ガイドさん、どうもありがとうございました。
この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

  

Posted by みすずかる at 23:51Comments(0)旅の記録(北海道)

2012年06月09日

宗谷バス「夢の浮島礼文めぐり」の旅(前編)

「北航路」の歌をリピートで10回は聴いたでしょうか。

そうこうしているうちに次の目的地、礼文島が近づいてきました。
シーズンには高山植物が咲き乱れることから「花の浮島」とも呼ばれる礼文島。東西に約8km、南北に約30km、面積にして約82k㎡の南北に長い形状をしている島です。

今回はまだ5月で高山植物には早く、名勝地の観光を楽しむツアーに参加です。
香深港にフェリーが到着し、待機していた宗谷バスの観光バスに乗り込みます。

さて、これまでの2回の定期観光で5月のツアー参加客が少ないのは想像がついていましたが、この日の午後の
「夢の浮島礼文めぐり」の参加者は、



一人・・・


でした。
ゴールデンウィークのこんなに晴れたいい日なのに。

っということで、またまた運転士さん、ガイドさん、私の3人のスペシャルツアーが始まりました。
全行程は約3時間。

まずは島の概要説明を聞きながら、スカイ岬(澄海岬)へ向かいます。


澄海岬は、その名前の通り、澄んだ美しい海を眺めることができ、また島の西海岸の断崖風景も眺めることができるところです。
そして、またスカイ岬だけに、読みの通り空(スカイ)もそれはきれいでした。




海岸へ下りるところでは、礼文の春を告げる花「エゾエンゴサク」がいくつも咲いていました。


美しい海を堪能した後、バスに乗り込み続いて向かったのは、

最北限の地スコトン岬です。

最北端ではなく、最北限???
(つづく)
  

Posted by みすずかる at 23:43Comments(0)旅の記録(北海道)

2012年06月08日

北航路

このブログをご覧の皆様は「北航路」という歌をご存知でしょうか?
「宗谷岬」を作詞されたことで有名な故・吉田弘さんが作詞された歌です。
※ご参考までに吉田弘さんは稚内の作詞家(出身は旭川市)。元歯科技工士で、その後新聞等の執筆、歌謡曲や地元の校歌を多数作詞されたそうです。


とてもいい歌なのですが、インターネットなどで探してもこれまで全くCDにめぐり逢えていません。

私が聴いているのは、その昔実家にあった芹洋子さんのカセットテープに収められていたもの。
実家が引っ越すときにもらっていきましたが、幸いまだ痛むことなく聴けるカセットテープなので、大事に保管しています。

この「北航路」ですが、1番で利尻島を歌い、2番で礼文島を歌い、3番でまとめるという構成の歌詞になっています。
そしてメロディですが、これがまたイントロから何とも素晴らしいのです。


各番の終りが「人は島を愛し」であるところは共通しています。


1番は「人は島を愛し、旅を行く」

2番は「人は島を愛し、うたう唄」

そして最後は「旅のこころはロマンを求め」に続き、「人は島を愛し、北を行く」

と歌われます。


実際に利尻・礼文両島に行くまでは、この歌を聴きあこがれの島への思いを馳せ、帰ってからはこの歌を聴く度にあの素晴らしい風景、海や鳥の声が思い起こされます。

「歌が旅を呼ぶ」、まさにそんな歌です。


どのくらい知名度がある歌なのか、定かではありませんがこんないい歌をあまり巷で聴くことがないこと、それが残念でなりません。
「宗谷岬」と肩を並べるくらい有名であってもおかしくないと個人的には思います。


さて、フェリーは汽笛を鳴らし、利尻島・鴛泊港を出港。


「北航路」を聴きながら、だんだん小さくなる利尻富士を仰ぎ見て次の目的地へと向かったのでした。

フェリーについてくるカモメがなぜか妙に哀しさを誘いました。  

Posted by みすずかる at 22:23Comments(0)旅の記録(北海道)

2012年06月07日

ペシ岬(利尻島 番外編)

フェリーで鴛泊港に着くときからずっと気になっていたもの。


別名灯台山とも呼ばれているペシ岬です。

バスが早く着いたので、フェリーの出航時刻までにここを往復しようと思ったのでした。
登りが急なようにも見えますが、最近整備されたという道はとても歩きやすく、港から10分足らずで丘の上に到達。

この丘でとにかく驚いたのは風の強さ。じっと立っているのもやっとなほどの強風が常に吹いていました。
いい景色を見ながら弁当を…、なんてとんでもありません。

汽笛が聞こえ、見ればこの後乗る予定のフェリーが入港しようとしていました。
なんかいい光景です。




風は相当強いですが、ここからの展望は最高でした。
文字通り360度の大パノラマ。

残雪を頂いた利尻富士の美しさが素晴らしい。




標高93mというこのペシ岬、とにかくさえぎるものが何もないのです。
利尻島を代表する展望台というのがよくわかります。

じっくりとこの景色を眺めていたい。
名残惜しかったですが、フェリーの出航時間までに戻らなければならないので、丘を下りました。

帰りも風の影響を多く受けました。
風の島利尻、稚内も結構強風でしたが、それ以上です。


さらば利尻島
次はもっとゆっくり時間をとって観光したいものです。  
タグ :利尻島鴛泊

Posted by みすずかる at 21:42Comments(0)旅の記録(北海道)

2012年06月06日

宗谷バス「秀峰利尻富士めぐり」の旅(後編)

利尻島一周の旅もほぼ半分にさしかかり、島の南端に近いところで3箇所目の下車観光。

仙法志御崎公園

利尻島のふもとから山頂へと続くなだらかな傾斜具合がはっきりわかるのはこのあたりだけだそうです。
ただ例によって山頂付近には雲がかかった状態で残念ながら理想の風景とはいきませんでした。


一方海は絶えず激しく波が打ちつけ、砕けては散り、砕けては散りをひたすら繰り返していました。
このあたりは利尻山が噴火した時に海に流れ込んでできた奇岩や奇石が多々あるそうです。

また、カモメやウミネコが多く飛来し、間近で見ることができました。
人がいる駐車場でも寄ってくるんですね(笑)








まるで某映画会社の製作した映画のオープニングシーンのごとく迫力ある海を眺めた後、バスの出発時刻までしばし海沿いの道道を散策します。




道路沿いの家では、ワカメが干されている光景も見かけました。

時間となり、バスは出発。利尻島一周の旅も後半戦です。
とはいえ、下車する観光場所としては最後となる町立博物館
ここを見学します。


自然はたくさん楽しみましたが、知識はというとほとんどゼロの利尻島。
豊富な資料で少々島の歴史から地理までを学びました。

博物館を出てふと見上げた利尻富士
もう少しで雲が切れそうな、でもここまでで一番美しい山容がうかがえ感動しました。


じっくり眺めていたい気持ちを抑え、バスに乗り込みます。
あとはひたすら鴛泊港を目指すのみ。


道中、車窓からはいくつか奇岩が見られ、車を止めて見ることができました。




思えば時の間にスタート地でありゴールでもある鴛泊港に到着。
乗客が2名だったこともあってか、20分ほど早着となりました。


この20分が大きかったのです。
続きは利尻島番外編で(笑)  

Posted by みすずかる at 23:58Comments(0)旅の記録(北海道)

2012年06月05日

宗谷バス「秀峰利尻富士めぐり」の旅(前編)

またまた間隔が空いてしまいましたが、利尻島観光の記事に入りたいと思います。

利尻島はほぼ円形の形をした島で、利尻富士町、利尻町の二つから成ります。

鴛泊港を出発し、一つ目の目的地は姫沼

原生林に囲まれ、静かに水をたたえる湖です。
周囲は1キロほどなので、散策路を20分ほどで一周できます。


もう少し雲が晴れれば水面に映る利尻富士を見られたのでしょうが、この日は山の中腹より上が雲に覆われていたのでダメでした。

とは言え、空は青々とし、穏やかな心地良い風を時折受けながら、散策路を楽しんで歩くことができました。





また、ザゼン草やヒメイチゲなどの植物も花を咲かせており、楽しませてくれました。

【ザゼンソウ】


【ヒメイチゲ】


【ナニワズ】


姫沼を出発し、再び利尻島を時計回りに進みます。

次第に雲が多くなり、次の観光地オタトマリ沼では残念な空模様。


時間が結構余ったので、土産物を物色することにしました(笑)




利尻と言えばやはり昆布
試食もあり、またコーヒーも無料サービス中。

かさばらず、軽いのでついついたくさん買ってしまいました。  

Posted by みすずかる at 23:20Comments(0)旅の記録(北海道)