2014年09月30日
【秋登山2014 その8】ランプの宿 高天原山荘
温泉で2日間の汗を流したあとは山小屋に戻り夕食までごろ寝。
少し頭が痛かったので、薬を飲んで大人しくしていました。
夕食の頃には薬も効き、食欲も全快。
さあー、ご飯です!
予備知識と言いましょうか、まずこの高天原山荘について。
通常の山小屋で見られるような発電機は最低限の利用にとどめており、ソーラー発電等もありますが基本電気は無いと思った方がよい、本当に昔ながらの山小屋なのです。
居室部や食堂にも電灯はないので、石油ランプが灯りの頼り。

そんなランプの下でいただく夕食がこれ。

一見地味ですが、よくご覧下さい。
出来合いのものは一つもありません。
メインである肉団子も野菜と炒めて味付けされていますし(食後に厨房で炒めたあとが確認できました)、豆腐に至っては自家製豆腐です。いや、正直豆腐をこれほど美味しいと思ったことは今までありませんでした。
さらに味噌汁は具沢山でうどん入り。デザートのりんごも缶詰や冷凍ものでなく、生です。
皿を見る限り自己主張はしていませんが、すごく手の込んだ食事なのです。
実に美味しくありがたい食事。
こういった面でもここまで来てよかったなと思えるのでした。
発電機の音のない静かな夜。
いい雰囲気なのでしょうが、そういうのをぶち壊す人がいるのは残念なことです。
夕食時から酒を飲み出し、大声で話す人が数名。
消灯後は外で話そうとしていましたが、静かなところだとそれさえかなり大きく聞こえるわけです。
山話に花が咲くのか酒を飲んで気持ち良いのかわかりませんが、翌日に備えて休みたい多くの人にとっては迷惑以外の何者でもない。
高天原の残念だった点はそれくらいでしょうか(苦笑)
翌朝。
3日目はゆとりのあるコース設定だったので、出発もかなりゆっくり。
高天原の景色をしっかり目に焼き付けて、美味しい水もたっぷり汲んで出発です。


少し頭が痛かったので、薬を飲んで大人しくしていました。
夕食の頃には薬も効き、食欲も全快。
さあー、ご飯です!
予備知識と言いましょうか、まずこの高天原山荘について。
通常の山小屋で見られるような発電機は最低限の利用にとどめており、ソーラー発電等もありますが基本電気は無いと思った方がよい、本当に昔ながらの山小屋なのです。
居室部や食堂にも電灯はないので、石油ランプが灯りの頼り。

そんなランプの下でいただく夕食がこれ。

一見地味ですが、よくご覧下さい。
出来合いのものは一つもありません。
メインである肉団子も野菜と炒めて味付けされていますし(食後に厨房で炒めたあとが確認できました)、豆腐に至っては自家製豆腐です。いや、正直豆腐をこれほど美味しいと思ったことは今までありませんでした。
さらに味噌汁は具沢山でうどん入り。デザートのりんごも缶詰や冷凍ものでなく、生です。
皿を見る限り自己主張はしていませんが、すごく手の込んだ食事なのです。
実に美味しくありがたい食事。
こういった面でもここまで来てよかったなと思えるのでした。
発電機の音のない静かな夜。
いい雰囲気なのでしょうが、そういうのをぶち壊す人がいるのは残念なことです。
夕食時から酒を飲み出し、大声で話す人が数名。
消灯後は外で話そうとしていましたが、静かなところだとそれさえかなり大きく聞こえるわけです。
山話に花が咲くのか酒を飲んで気持ち良いのかわかりませんが、翌日に備えて休みたい多くの人にとっては迷惑以外の何者でもない。
高天原の残念だった点はそれくらいでしょうか(苦笑)
翌朝。
3日目はゆとりのあるコース設定だったので、出発もかなりゆっくり。
高天原の景色をしっかり目に焼き付けて、美味しい水もたっぷり汲んで出発です。


2014年09月29日
イベント不参加につき
先の週末は全国的に晴れのところが多かったようで、秋の行楽には最高だったのではないでしょうか?
その一方で、土曜日には木曽の御嶽山が噴火するという驚くべきニュースが・・・。
ニュースの速報が入ったとき、私は移動中でしたがニュースソースを見て我が目を疑いました。
私が行くのは専ら北アルプスですが、登山をする者として他人事とは思えません。
自然の恐ろしさを改めて感じました。被災された人はもちろん、救助に当たっている人の無事を一登山者としてお祈りします。
**********************************************************************************************
さて、日曜日はこんなイベントが行われたり、またJRではブルートレインが走ったり。
信州は違った意味で熱い一日だったようですね。

(公式ページより)
で、通常ですと翌日辺りからそのバスまつりの模様が私のブログにも出てくるのでしょうが・・・、
今回は諸般の事情により行けませんでした;;;)汗
行かれた方の情報によると今回も大変な盛り上がりだったようで、あとは色んなブロガーさんの記事で楽しませて頂くことにしようと思います。もちろん羨望の眼差しで(笑)
しかし2年に一回のイベント。
次回は行けるんでしょうかね~?
2年後自分が生きている保証は全くないわけですから(苦笑)
その一方で、土曜日には木曽の御嶽山が噴火するという驚くべきニュースが・・・。
ニュースの速報が入ったとき、私は移動中でしたがニュースソースを見て我が目を疑いました。
私が行くのは専ら北アルプスですが、登山をする者として他人事とは思えません。
自然の恐ろしさを改めて感じました。被災された人はもちろん、救助に当たっている人の無事を一登山者としてお祈りします。
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さて、日曜日はこんなイベントが行われたり、またJRではブルートレインが走ったり。
信州は違った意味で熱い一日だったようですね。

(公式ページより)
で、通常ですと翌日辺りからそのバスまつりの模様が私のブログにも出てくるのでしょうが・・・、
今回は諸般の事情により行けませんでした;;;)汗
行かれた方の情報によると今回も大変な盛り上がりだったようで、あとは色んなブロガーさんの記事で楽しませて頂くことにしようと思います。もちろん羨望の眼差しで(笑)
しかし2年に一回のイベント。
次回は行けるんでしょうかね~?
2年後自分が生きている保証は全くないわけですから(苦笑)
2014年09月26日
【秋登山2014 その7】秘湯高天原温泉
高天原山荘で宿泊手続きをすると、どうやらこの日は布団1枚は問題なく確保できるとのこと。
狙い通りです。いくら三連休とは言え、こんな奥地に入り込む人はそこまで多くはいないはずですから。

山荘で必要なものだけ取り出し、身軽になって温泉へと向かいました。

ため息の出るようないい風景です。

15分ほど歩いて川にさしかかるとそこが温泉。

4箇所あるうち、2箇所は脱衣所はおろか囲いさえありません。
これこそ文字通り露天風呂です。

一体どこが浴槽だろうか?
黄色い洗面器がないとわかりません。

広い浴槽は結構人が入っていて窮屈そうだったので、私はこちらを一人でゆったりと。

ぬるめだったので時間をかけて温泉を楽しむことができました。
それにしてもものすごい開放感です。
苦労してここまで来た甲斐がありました。
狙い通りです。いくら三連休とは言え、こんな奥地に入り込む人はそこまで多くはいないはずですから。

山荘で必要なものだけ取り出し、身軽になって温泉へと向かいました。

ため息の出るようないい風景です。

15分ほど歩いて川にさしかかるとそこが温泉。

4箇所あるうち、2箇所は脱衣所はおろか囲いさえありません。
これこそ文字通り露天風呂です。

一体どこが浴槽だろうか?
黄色い洗面器がないとわかりません。

広い浴槽は結構人が入っていて窮屈そうだったので、私はこちらを一人でゆったりと。

ぬるめだったので時間をかけて温泉を楽しむことができました。
それにしてもものすごい開放感です。
苦労してここまで来た甲斐がありました。
2014年09月25日
【秋登山2014 その6】憧れの高天原
私が高天原の名を知ったのは、今から3年前のことです。
槍ヶ岳から西鎌尾根を縦走している際、双六小屋付近で会った人とその後の行程について話した際、その人から聞かされたのがきっかけでした。
当時の私はどちらかというと一つでも多く山に登りたいという思いが強く、雲ノ平からさらに奥にある高天原の存在は全く気にも留めていなかったのです。
その人と話す中で、高天原には秘湯があり、そでは苦労してでも行く価値のある温泉であることやその近くにある昔ながらの山小屋、高天原山荘について教えてもらいました。
いつしか私もその奥地にある温泉に行ってみたい気持ちに駆られ、ついに今回その憧れとも言うべき高天原に行くことになったのです。
そんな高天原へは、雲ノ平から下り道を2時間半程度のコースタイム。
片や上りにはかなりの時間を要するようなので、結構な急坂を想像していました。
事実こんなものもありましたし。
エンジンブレーキって(笑)

昼食休憩を終え雲ノ平山荘を出る頃には、遠くの展望はほとんど期待できないほどまで雲が広がっていました。
雨雲でないのはせめてもの救いでしょう。


道は途中から森の中に入り、これでもかと言わんばかりに高度を下げていきます。
目指す高天原の標高が大体2100mということですから、約450m分は下りなければなりません。
途中はしごも何箇所かあり、これをまた登り返すのはちょっと大変そう(面倒)です。
樹林帯で展望も効かないので、この間写真も撮らず降りることに専念。
やがて大東新道と合流する高天原峠に着くとあとは比較的平坦な道が高天原まで続きます。
少しずつですが雲が切れていくようでした。



木道をゆくと、やがてこれまで見たことのない不思議な風景が広がりました。
ついに高天原に到達しました。

水晶岳の麓、静かで水の豊かな楽園のような地です。
高天原山荘で宿泊手続きをし、一休みしてからお目当ての温泉へと向かいます。
その模様はまた次の記事で。

槍ヶ岳から西鎌尾根を縦走している際、双六小屋付近で会った人とその後の行程について話した際、その人から聞かされたのがきっかけでした。
当時の私はどちらかというと一つでも多く山に登りたいという思いが強く、雲ノ平からさらに奥にある高天原の存在は全く気にも留めていなかったのです。
その人と話す中で、高天原には秘湯があり、そでは苦労してでも行く価値のある温泉であることやその近くにある昔ながらの山小屋、高天原山荘について教えてもらいました。
いつしか私もその奥地にある温泉に行ってみたい気持ちに駆られ、ついに今回その憧れとも言うべき高天原に行くことになったのです。
そんな高天原へは、雲ノ平から下り道を2時間半程度のコースタイム。
片や上りにはかなりの時間を要するようなので、結構な急坂を想像していました。
事実こんなものもありましたし。
エンジンブレーキって(笑)

昼食休憩を終え雲ノ平山荘を出る頃には、遠くの展望はほとんど期待できないほどまで雲が広がっていました。
雨雲でないのはせめてもの救いでしょう。


道は途中から森の中に入り、これでもかと言わんばかりに高度を下げていきます。
目指す高天原の標高が大体2100mということですから、約450m分は下りなければなりません。
途中はしごも何箇所かあり、これをまた登り返すのはちょっと大変そう(面倒)です。
樹林帯で展望も効かないので、この間写真も撮らず降りることに専念。
やがて大東新道と合流する高天原峠に着くとあとは比較的平坦な道が高天原まで続きます。
少しずつですが雲が切れていくようでした。



木道をゆくと、やがてこれまで見たことのない不思議な風景が広がりました。
ついに高天原に到達しました。

水晶岳の麓、静かで水の豊かな楽園のような地です。
高天原山荘で宿泊手続きをし、一休みしてからお目当ての温泉へと向かいます。
その模様はまた次の記事で。

2014年09月23日
【秋登山2014 その5】黒部の源流を経て雲ノ平
三俣蓮華岳の頂上往復を終え、再び三俣山荘へ。

重い荷物を背負い、この日の移動が始まります。
さて、足は最後までもってくれるか。
まず行程を記しておきます。
9月14日(日)
三俣山荘(9:30)・・・黒部川水源地標(10:06)・・・雲ノ平山荘(12:07)
(昼食休憩)
雲ノ平山荘(12:40)・・・高天原山荘(15:07)
この日は初めてのコースを行きます。期待と緊張を抱いて出発です。
三俣山荘から鷲羽岳を右にして黒部源流コースを歩き、一気に水源地標まで下ります。

秋の晴れた日なので、水量はさほど多くありませんでしたが、雨の日は避けたい道です。

下りが一段落したところが黒部の源流の地標。
黒部渓谷、黒部ダム、そして最終的には富山湾へと注ぐ黒部川はここがその始まりだと思うと妙に感慨深いものがあります。

ここで道は分岐。
この日の目的地、高天原へはここから岩苔乗越を経由した方が早いですが、時間的に余裕があったので今回は雲ノ平を経由するルートを選びました。
雲ノ平へはまず目の前の急登を越えなければなりません。


左に見える川沿いの道が岩苔乗越へと続く道、勾配はこちらほど急ではない
しばらく前だけ見て歩き、ふと振り返ると槍ヶ岳が姿を見せていました。
三俣山荘を出るとき見て以来久しぶりのことです。その三俣山荘も見えます。

どれだけ登ってきたでしょうか。
ついに立ちふさがるものがなくなり、これは急な登りの終わりの予感。
いよいよ憧れの雲ノ平か?


前方は祖父岳

出発が遅かったことのツケはこういうところに回ってきます。
せっかくの初・雲ノ平なのに雲がもくもくと・・・。
せめて展望が効くうちに写真を撮っておきたいものです。
「最後の秘境」とも呼ばれる雲ノ平。
北アルプスのかなり奥地に位置するため、到達にはそれなりの日数と時間を要します。
このあたりから見る風景の主役は薬師岳と、水晶岳。


昨年は太郎平まで行きましたが、そのまま黒部五郎岳へと縦走路をたどったので、薬師岳は登っていません。
見れば見るほど登りたくなる山容です。来年あたりかな。
一旦雲ノ平山荘は見えましたが、現在のコースはちょっと遠回りして小屋へ向かうようです。
木道が整備されているものの、結構遠い。

憧れの雲ノ平ですが、残念な空模様に。
でもここまできたことに意義があります。
今回は通過にとどめ、また来年以降ゆっくり散策や撮影に勤しみたいものです。

ちょうど昼時なので、雲ノ平山荘で休憩していくことにしました。

4年前に建て替えられたばかりで、内外装とも大変きれいです。

クラシック音楽の流れる食堂でパスタ(1,100円)を注文。
エネルギー補給をして午後の行程に備えます。

レトルトとはいえ、山の中で食べられるのがありがたい

重い荷物を背負い、この日の移動が始まります。
さて、足は最後までもってくれるか。
まず行程を記しておきます。
9月14日(日)
三俣山荘(9:30)・・・黒部川水源地標(10:06)・・・雲ノ平山荘(12:07)
(昼食休憩)
雲ノ平山荘(12:40)・・・高天原山荘(15:07)
この日は初めてのコースを行きます。期待と緊張を抱いて出発です。
三俣山荘から鷲羽岳を右にして黒部源流コースを歩き、一気に水源地標まで下ります。

秋の晴れた日なので、水量はさほど多くありませんでしたが、雨の日は避けたい道です。

下りが一段落したところが黒部の源流の地標。
黒部渓谷、黒部ダム、そして最終的には富山湾へと注ぐ黒部川はここがその始まりだと思うと妙に感慨深いものがあります。

ここで道は分岐。
この日の目的地、高天原へはここから岩苔乗越を経由した方が早いですが、時間的に余裕があったので今回は雲ノ平を経由するルートを選びました。
雲ノ平へはまず目の前の急登を越えなければなりません。


左に見える川沿いの道が岩苔乗越へと続く道、勾配はこちらほど急ではない
しばらく前だけ見て歩き、ふと振り返ると槍ヶ岳が姿を見せていました。
三俣山荘を出るとき見て以来久しぶりのことです。その三俣山荘も見えます。

どれだけ登ってきたでしょうか。
ついに立ちふさがるものがなくなり、これは急な登りの終わりの予感。
いよいよ憧れの雲ノ平か?


前方は祖父岳

出発が遅かったことのツケはこういうところに回ってきます。
せっかくの初・雲ノ平なのに雲がもくもくと・・・。
せめて展望が効くうちに写真を撮っておきたいものです。
「最後の秘境」とも呼ばれる雲ノ平。
北アルプスのかなり奥地に位置するため、到達にはそれなりの日数と時間を要します。
このあたりから見る風景の主役は薬師岳と、水晶岳。


昨年は太郎平まで行きましたが、そのまま黒部五郎岳へと縦走路をたどったので、薬師岳は登っていません。
見れば見るほど登りたくなる山容です。来年あたりかな。
一旦雲ノ平山荘は見えましたが、現在のコースはちょっと遠回りして小屋へ向かうようです。
木道が整備されているものの、結構遠い。

憧れの雲ノ平ですが、残念な空模様に。
でもここまできたことに意義があります。
今回は通過にとどめ、また来年以降ゆっくり散策や撮影に勤しみたいものです。

ちょうど昼時なので、雲ノ平山荘で休憩していくことにしました。

4年前に建て替えられたばかりで、内外装とも大変きれいです。

クラシック音楽の流れる食堂でパスタ(1,100円)を注文。
エネルギー補給をして午後の行程に備えます。

レトルトとはいえ、山の中で食べられるのがありがたい
2014年09月22日
【秋登山2014 その4】ウォーミングアップ
ウォーミングアップ行程
三俣山荘(6:49)・・・三俣蓮華岳頂上(7:36)
三俣蓮華岳頂上(7:57)・・・三俣山荘(8:50ごろ)
登りよりも帰りの方が時間がかかっているのは、山頂で会った人と三俣山荘まで話しながらゆっくり下山したからです(笑)
せかせか先を急ぐばかりが山行ではありません。こういうのも楽しいのです。
季節的なものもあるでしょうが、とにかく初日の夜は寒かった。
布団に毛布2枚を重ねて何とかしのぎましたが、朝は寒さでなかなか起きられずスロースタートに。
初日無理をしたことによる足の痛みが取れていなかったので、様子を見るためにもウォーミングアップが必要です。
鷲羽岳か三俣蓮華岳かどちらかの山頂をピストンで往復してこようと思いましたが、時間的なことを考慮し、三俣蓮華岳に登ることにしました。
この日は雲一つないいい天気。
あの頂を目指して出発します。


北アルプスでは比較的地味な山ですが、私の中ではかなりのお気に入りの山です

遠くこれから向かう雲ノ平を望む
これだけよく晴れた朝。
空気も澄んでいて、頂上からの展望は抜群でした。

昨年に続き今年もやってきた三俣蓮華岳、標高は2841.23mです

長野、岐阜、富山の三県にまたがる山です

薬師岳方面

昨年登った黒部五郎岳

槍ヶ岳の方向は逆光ですが、シルエットではっきりと存在感を示します

3年前に登った笠ヶ岳
三俣山荘(6:49)・・・三俣蓮華岳頂上(7:36)
三俣蓮華岳頂上(7:57)・・・三俣山荘(8:50ごろ)
登りよりも帰りの方が時間がかかっているのは、山頂で会った人と三俣山荘まで話しながらゆっくり下山したからです(笑)
せかせか先を急ぐばかりが山行ではありません。こういうのも楽しいのです。
季節的なものもあるでしょうが、とにかく初日の夜は寒かった。
布団に毛布2枚を重ねて何とかしのぎましたが、朝は寒さでなかなか起きられずスロースタートに。
初日無理をしたことによる足の痛みが取れていなかったので、様子を見るためにもウォーミングアップが必要です。
鷲羽岳か三俣蓮華岳かどちらかの山頂をピストンで往復してこようと思いましたが、時間的なことを考慮し、三俣蓮華岳に登ることにしました。
この日は雲一つないいい天気。
あの頂を目指して出発します。


北アルプスでは比較的地味な山ですが、私の中ではかなりのお気に入りの山です

遠くこれから向かう雲ノ平を望む
これだけよく晴れた朝。
空気も澄んでいて、頂上からの展望は抜群でした。

昨年に続き今年もやってきた三俣蓮華岳、標高は2841.23mです

長野、岐阜、富山の三県にまたがる山です

薬師岳方面

昨年登った黒部五郎岳

槍ヶ岳の方向は逆光ですが、シルエットではっきりと存在感を示します

3年前に登った笠ヶ岳
2014年09月21日
【秋登山2014 その3】もうひと頑張り
双六小屋には14時15分ごろの到着。
山小屋に入るにはちょうどいい時間です。そしてここは過去2回宿泊経験のあるすごくいい小屋。

設備がよい、食事もよい、スタッフも親切。
「ここで泊まりたい」
本心はそうですが、何やらものすごく混んでいる様子。
無理もないでしょう、三連休の初日であり、新穂高温泉にあれだけの登山者の路駐があったということはそのうちの何割かがここを目指してやってくるのだから。
念の為に小屋の人に混み具合を訊いてみたところ、答えは案の定
「布団1枚に2人でご案内しています。」
と。
そこで考えました。
①今回の目的地は高天原。
②一日目どこまで進んだかで翌日以降の行動が楽なものにも大変なものにもなりうる。
③ひとつ先の三俣まではここから2時間ちょっと。今からならまだ間に合う。
あまりいい小屋でないがそこまで行っておけば明日はかなり行程が楽になる。
④もしかしたら三俣山荘も混雑しているかもしれないが、同じ条件なら先に行こう。
⑤双六小屋は帰りも寄れるじゃないか。
10分以上悩みましたが、最終的には⑤が効いて三俣山荘を目指すことにしました。

そうなればもう一度エンジン(気合)を入れ直さなければなりませんが、一度は双六でこの日の行程を終えるつもりだったわけです。
気持ちはすっかり抜けてしまっていました。
その影響をまともに受け、ここからの道のりはかなり過酷なものとなったのでした。
険しい道でもないのに足がなかなか前へ進まず、途中何度も座り込みました。

ガスが晴れ、壮大な鷲羽岳がくっきりと

アップダウンはあれど歩きやすい巻き道ルート
しかしこの日はとんでもなく過酷なものに思えた

三俣蓮華岳山頂への分岐
三俣山荘まではあと約30分

あたかも羽ばたく鷲が導いてくれるかの如く聳える鷲羽岳
17時前、ふらふらの状態で何とか三俣山荘に到着しました。

来るのは1年ぶり、泊まるのは5年ぶりです。
宿泊手続きをすると、覚悟していたあのセリフが伝えられました。
「本日は混雑しているので、布団一枚のスペースに二人の割り当てとなります。」
と。
ああ、もうなんでもいい。
とにかく疲れて横になりたかった。
案内された布団の場所に行き、夕食時刻まで横になりました。
「三俣山荘で食事は期待することなかれ」
これは5年前に心得ていたので、今回はとりわけ驚きもしませんしそれも覚悟の上での宿泊です。
しっかしねぇ、あのお代わりもできない出てきた時から冷めたシチュー。
味はともかく腹は膨らせたいものです。いくらご飯はおかわりできますとは言っても、ご飯だけでは限度がありましょう。
夕食後は特にすることもなければ起きている気力もなかったので、早々と就寝。
そこであることに気付きました。
「布団一枚につき二人のはずなのに、横には誰も来ないし荷物もない。」
つまり、結果的に遅く小屋に入ったことが幸いしたのです。
小屋は混雑を見越して布団一枚に二人という割り当てをしたけれど、若干余裕が出た。
恐らく私の後は誰も宿泊手続きに来なかったので、運良く横が空いたのでしょう。
行程的に随分無理をした一日目。
まともに布団一枚分スペースが割り当てられたことは大変ありがたかったです。
山小屋に入るにはちょうどいい時間です。そしてここは過去2回宿泊経験のあるすごくいい小屋。

設備がよい、食事もよい、スタッフも親切。
「ここで泊まりたい」
本心はそうですが、何やらものすごく混んでいる様子。
無理もないでしょう、三連休の初日であり、新穂高温泉にあれだけの登山者の路駐があったということはそのうちの何割かがここを目指してやってくるのだから。
念の為に小屋の人に混み具合を訊いてみたところ、答えは案の定
「布団1枚に2人でご案内しています。」
と。
そこで考えました。
①今回の目的地は高天原。
②一日目どこまで進んだかで翌日以降の行動が楽なものにも大変なものにもなりうる。
③ひとつ先の三俣まではここから2時間ちょっと。今からならまだ間に合う。
あまりいい小屋でないがそこまで行っておけば明日はかなり行程が楽になる。
④もしかしたら三俣山荘も混雑しているかもしれないが、同じ条件なら先に行こう。
⑤双六小屋は帰りも寄れるじゃないか。
10分以上悩みましたが、最終的には⑤が効いて三俣山荘を目指すことにしました。

そうなればもう一度エンジン(気合)を入れ直さなければなりませんが、一度は双六でこの日の行程を終えるつもりだったわけです。
気持ちはすっかり抜けてしまっていました。
その影響をまともに受け、ここからの道のりはかなり過酷なものとなったのでした。
険しい道でもないのに足がなかなか前へ進まず、途中何度も座り込みました。

ガスが晴れ、壮大な鷲羽岳がくっきりと

アップダウンはあれど歩きやすい巻き道ルート
しかしこの日はとんでもなく過酷なものに思えた

三俣蓮華岳山頂への分岐
三俣山荘まではあと約30分

あたかも羽ばたく鷲が導いてくれるかの如く聳える鷲羽岳
17時前、ふらふらの状態で何とか三俣山荘に到着しました。

来るのは1年ぶり、泊まるのは5年ぶりです。
宿泊手続きをすると、覚悟していたあのセリフが伝えられました。
「本日は混雑しているので、布団一枚のスペースに二人の割り当てとなります。」
と。
ああ、もうなんでもいい。
とにかく疲れて横になりたかった。
案内された布団の場所に行き、夕食時刻まで横になりました。
「三俣山荘で食事は期待することなかれ」
これは5年前に心得ていたので、今回はとりわけ驚きもしませんしそれも覚悟の上での宿泊です。
しっかしねぇ、あのお代わりもできない出てきた時から冷めたシチュー。
味はともかく腹は膨らせたいものです。いくらご飯はおかわりできますとは言っても、ご飯だけでは限度がありましょう。
夕食後は特にすることもなければ起きている気力もなかったので、早々と就寝。
そこであることに気付きました。
「布団一枚につき二人のはずなのに、横には誰も来ないし荷物もない。」
つまり、結果的に遅く小屋に入ったことが幸いしたのです。
小屋は混雑を見越して布団一枚に二人という割り当てをしたけれど、若干余裕が出た。
恐らく私の後は誰も宿泊手続きに来なかったので、運良く横が空いたのでしょう。
行程的に随分無理をした一日目。
まともに布団一枚分スペースが割り当てられたことは大変ありがたかったです。
2014年09月20日
【秋登山2014 その2】小池新道をゆく
初日の行程は次の通り。
小池新道から双六岳方面へ。
新穂高温泉登山口(9:20)・・・わさび平小屋(10:13)・・・小池新道入口(10:27)
・・・イタドリヶ原(11:36)・・・鏡平山荘(12:25/12:45ごろ)・・・双六小屋(14:15ごろ/14:32)
・・・三俣蓮華岳分岐(16:26)・・・三俣山荘(16:50ごろ)
このコースを使うのは5年ぶりです。
前回は小雨のぱらつく小池新道を登り始め、初日は鏡平山荘泊まり。
翌日は本降りの雨の中、双六小屋を経由して三俣山荘まで向かったのでした。
それっきり小池新道を登っておらず、晴れた日に双六小屋までどのくらい時間がかかるかはわかりません。
ましてや今年は交通事故で腰や背中の状態も万全とは言い難い状態。
そこで、初日はうまくいけば双六小屋まで、だめなら無理をせず鏡平山荘で一泊する計画にしました。
気持ちの良い秋空の下、新穂高温泉を出発します。
登山道「小池新道」までのアプローチ(左俣林道)は長いですが、上高地から横尾までのことを思えば全然大したことはありません。

小池新道までのアプローチ途中にあるわさび平小屋
途中の水場で水を補給し、いよいよ登山口へやってきました。


よく整備され、歩きやすいこの登山道。
順調に高度を上げていきます。
私の基本方針として、軌道に乗るまでは極力途中休止をしません。
休むのは水を口に含む時だけ。
吹く風は心地良いですが、それでも上り坂では結構汗をかきます。
だんだん調子が出てきた頃、ふと足を止め下を見ると登山口があんなに下に。

随分標高を上げてきました。
雲の多くなってきた空が気になりつつも、鏡平までもうひと頑張りです。
それから歩くこと20分。
鏡平に着きました。
ここは小池新道の中でもメジャーな撮影ポイントで、よく晴れていれば池に槍ヶ岳と穂高連峰が映りそれは美しいのだとか。でも今回もこの空模様じゃなぁ・・・。

鏡平山荘で、約20分の小休止。
うどん、ラーメン、かき氷、誘惑はありますがここは辛抱して飲み物だけ。
糖分をよく含んだ飲料が疲れを和らげてくれます。

休んでいる時に単独行の40歳前後の男性と少し言葉を交わしましたが、その中で私のここまでの所要時間を聞き、その人が言うことには、
「その速さなら一気に三俣まで行けるのでは?」
と。
「いくらなんでもそれは無理だろう」と思いましたが、結果的にその話が現実化することになるとは。
何はともあれ、第一関門の鏡平小屋はクリア。
時間的にもまだ早く、その後は気持ちにゆとりを持って双六小屋へと足を進めることができました。
しかし、辺りはすっかりガスってしまい展望はまったく効きません。
これではつまらない。

あとはひたすら前を向いて歩くのみ。

前方に懐かしい双六小屋が見えてきた。
双六小屋には14時15分ごろ到着しました。
小池新道から双六岳方面へ。
新穂高温泉登山口(9:20)・・・わさび平小屋(10:13)・・・小池新道入口(10:27)
・・・イタドリヶ原(11:36)・・・鏡平山荘(12:25/12:45ごろ)・・・双六小屋(14:15ごろ/14:32)
・・・三俣蓮華岳分岐(16:26)・・・三俣山荘(16:50ごろ)
このコースを使うのは5年ぶりです。
前回は小雨のぱらつく小池新道を登り始め、初日は鏡平山荘泊まり。
翌日は本降りの雨の中、双六小屋を経由して三俣山荘まで向かったのでした。
それっきり小池新道を登っておらず、晴れた日に双六小屋までどのくらい時間がかかるかはわかりません。
ましてや今年は交通事故で腰や背中の状態も万全とは言い難い状態。
そこで、初日はうまくいけば双六小屋まで、だめなら無理をせず鏡平山荘で一泊する計画にしました。
気持ちの良い秋空の下、新穂高温泉を出発します。
登山道「小池新道」までのアプローチ(左俣林道)は長いですが、上高地から横尾までのことを思えば全然大したことはありません。

小池新道までのアプローチ途中にあるわさび平小屋
途中の水場で水を補給し、いよいよ登山口へやってきました。


よく整備され、歩きやすいこの登山道。
順調に高度を上げていきます。
私の基本方針として、軌道に乗るまでは極力途中休止をしません。
休むのは水を口に含む時だけ。
吹く風は心地良いですが、それでも上り坂では結構汗をかきます。
だんだん調子が出てきた頃、ふと足を止め下を見ると登山口があんなに下に。

随分標高を上げてきました。
雲の多くなってきた空が気になりつつも、鏡平までもうひと頑張りです。
それから歩くこと20分。
鏡平に着きました。
ここは小池新道の中でもメジャーな撮影ポイントで、よく晴れていれば池に槍ヶ岳と穂高連峰が映りそれは美しいのだとか。でも今回もこの空模様じゃなぁ・・・。

鏡平山荘で、約20分の小休止。
うどん、ラーメン、かき氷、誘惑はありますがここは辛抱して飲み物だけ。
糖分をよく含んだ飲料が疲れを和らげてくれます。

休んでいる時に単独行の40歳前後の男性と少し言葉を交わしましたが、その中で私のここまでの所要時間を聞き、その人が言うことには、
「その速さなら一気に三俣まで行けるのでは?」
と。
「いくらなんでもそれは無理だろう」と思いましたが、結果的にその話が現実化することになるとは。
何はともあれ、第一関門の鏡平小屋はクリア。
時間的にもまだ早く、その後は気持ちにゆとりを持って双六小屋へと足を進めることができました。
しかし、辺りはすっかりガスってしまい展望はまったく効きません。
これではつまらない。

あとはひたすら前を向いて歩くのみ。

前方に懐かしい双六小屋が見えてきた。
双六小屋には14時15分ごろ到着しました。
2014年09月19日
【秋登山2014 その1】やっと登れる!
例年だとお盆休みあたりに安定した晴れの日が続くところ、今年に関してはまるで梅雨のような天気。
全国的な大雨であちこち災害が起こり、どうもおかしい夏でした。
そんな天候のせいでこの夏は、恒例の北アルプス縦走登山を断念。
そして、9月になっても依然天気は芳しくなく、まさかの登山ゼロも頭をよぎりかけていたのでありました。
しかし、天は見放さなかった。
ようやく天気が安定しだし、先の三連休はまたとない登山の機会となりました。
夏に登れなかったうっぷんを晴らすべく、北アルプスに待望の出動です。

空はすっかり秋模様。こんな晴れが待ち遠しかった。
ところで、この夏の計画は大まかに書くと次のようなものでした。
北アルプスを縦走しない人には地理的にあまりぴんと来ないかもしれませんが、参考までに。
新穂高温泉・・・わさび平・・・(小池新道)・・・双六小屋・・・▲双六岳・・・▲三俣蓮華岳
・・・三俣山荘・・・雲ノ平・・・高天原・・・高天原温泉・・・高天原
高天原・・・雲ノ平・・・三俣山荘・・・双六小屋・・・▲樅沢岳・・・(西鎌尾根)・・・▲槍ヶ岳
・・・▲南岳・・・南岳小屋・・・(大キレット)・・・▲北穂高岳・・・▲涸沢岳・・・穂高岳山荘
・・・奥穂高岳・・・(重太郎新道)・・・岳沢・・・上高地
だいぶん端折ってはいますが、ざっと5泊6日くらいでこんな行程を思い描いていました。
今、三連休と会社に申請した振替休日1日を使い、3泊4日でどこまでこの計画から実現できる部分があるだろうかと考えた結果、計画の後半は今年はおあずけにし、前半を凝縮してプランを固めることにしたのでした。
9月13日土曜日。
始発の新穂高ロープウェー行のバスで高山から新穂高温泉へと向かいます。
毎度思うことですが、高山始発が7時というのは登山するものとしては難儀なことなのです。
シーズン中だけでももう1時間、いやもう30分でも始発便を早めてくれれば初日の行動がどれほど楽になるか。
ま、そんなバスのダイヤもあってかいつも新穂高周辺は登山者による路駐ですごいことになるのでしょうけれど。
後からインターネットのニュースソースで読みましたが、この連休中は特に路駐がひどかったらしい。
高山から1時間45分で新穂高温泉に到着。
もろもろの準備をし、登山に備えます。もちろん登山届もきちんと書いて。

全国的な大雨であちこち災害が起こり、どうもおかしい夏でした。
そんな天候のせいでこの夏は、恒例の北アルプス縦走登山を断念。
そして、9月になっても依然天気は芳しくなく、まさかの登山ゼロも頭をよぎりかけていたのでありました。
しかし、天は見放さなかった。
ようやく天気が安定しだし、先の三連休はまたとない登山の機会となりました。
夏に登れなかったうっぷんを晴らすべく、北アルプスに待望の出動です。

空はすっかり秋模様。こんな晴れが待ち遠しかった。
ところで、この夏の計画は大まかに書くと次のようなものでした。
北アルプスを縦走しない人には地理的にあまりぴんと来ないかもしれませんが、参考までに。
新穂高温泉・・・わさび平・・・(小池新道)・・・双六小屋・・・▲双六岳・・・▲三俣蓮華岳
・・・三俣山荘・・・雲ノ平・・・高天原・・・高天原温泉・・・高天原
高天原・・・雲ノ平・・・三俣山荘・・・双六小屋・・・▲樅沢岳・・・(西鎌尾根)・・・▲槍ヶ岳
・・・▲南岳・・・南岳小屋・・・(大キレット)・・・▲北穂高岳・・・▲涸沢岳・・・穂高岳山荘
・・・奥穂高岳・・・(重太郎新道)・・・岳沢・・・上高地
だいぶん端折ってはいますが、ざっと5泊6日くらいでこんな行程を思い描いていました。
今、三連休と会社に申請した振替休日1日を使い、3泊4日でどこまでこの計画から実現できる部分があるだろうかと考えた結果、計画の後半は今年はおあずけにし、前半を凝縮してプランを固めることにしたのでした。
9月13日土曜日。
始発の新穂高ロープウェー行のバスで高山から新穂高温泉へと向かいます。
毎度思うことですが、高山始発が7時というのは登山するものとしては難儀なことなのです。
シーズン中だけでももう1時間、いやもう30分でも始発便を早めてくれれば初日の行動がどれほど楽になるか。
ま、そんなバスのダイヤもあってかいつも新穂高周辺は登山者による路駐ですごいことになるのでしょうけれど。
後からインターネットのニュースソースで読みましたが、この連休中は特に路駐がひどかったらしい。
高山から1時間45分で新穂高温泉に到着。
もろもろの準備をし、登山に備えます。もちろん登山届もきちんと書いて。
