2012年09月27日
ボニージャックスコンサート in さいたま2012(後編)
ボニージャックスコンサート in さいたま2012、第2部をふりかえっていきます。


第2部
<日本の抒情歌>
1 出船の港 作詞:時雨音羽 作曲:中山晋平
「我らがテナー」こと藤原義江が歌って一世を風靡したこの歌。作曲は長野県民ならなじみ深い中山晋平氏です。
私が持っているCDの音源は立川澄登のもので、ボニージャックスの歌い方はそれとは随分とアレンジの異なるものでした。
2 浮波の港 作詞:野口雨情 作曲:中山晋平
続いてこれも藤原義江の歌、そして中山晋平の曲です。1928年に佐藤千夜子が日本ビクターから初めて出したという当時の音源が流されましたが、歌もさることながら、作曲者中山晋平自身のひくピアノを聴けたことは貴重な経験です。
私がこの歌を知ったのは高校1年生の時ですが、その音源もボニージャックスで、今回初めて生でこの歌を聴くことができました。各番最後の「ヤレホンニサ~」、この部分の西脇さんの高く澄んだ声は今も変わりありませんでした。
3 谷茶前節 沖縄民謡
沖縄民謡をボニーのアレンジで。
4 春よ来い 作詞:相馬御風 作曲:弘田龍太郎
「赤い鳥」運動に携わった弘田龍太郎の童謡・抒情歌はこれに限らず、優しさの感じられる曲が多いです。私の好きな歌で言うと、「浜千鳥」や「叱られて」なども弘田 龍太郎の作品です。あと、信州との絡みでは「千曲川旅情のうた」を作曲したことでも知られていますね。
5 牧場の朝 (文部省唱歌) 新訂尋常小学唱歌
この歌の前に、鹿島さんのいいお話があったのですが、例のごとく西脇さんに茶化されいい雰囲気がすっかりこわれてしまいました(笑) 気を取り直して、「牧場の朝」。
何度も聴いたことのある歌ですが、牧場の情景が浮かぶようです。ちなみにモデルとなったのは福島県にある岩瀬牧場と言われているそうです。
6 ちいさい秋見つけた 作詞:サトウハチロー 作曲:中田喜直
ボニージャックスを代表する持ち歌の一つですね。いつの頃からかわかりませんが、私の中でも「この歌=ボニージャックス」というイメージが出来上がっていました。
解説の中で初めて知ったことですが、これまで「夏の終わりに見られる微かに秋の気配」が小さい秋だと思っていたのですが、実際はこれは晩秋を歌った歌だそうなのです。作詞者サトウハチローが小さい自宅の窓から見える光景を「こんな小さな空間の中にも私だけの秋がある」という想いで歌詞にしたものだというのが正確なところのようです。
7 まっかな秋 作詞:薩摩忠 作曲:小林秀雄
これもボニージャックスの歌という構図が私の中で出来上がっている歌です(笑)
子どもの頃から知っている歌ですが、年を重ねるごとにこの歌から秋を感じるようになってきました。素直に秋を表した歌詞に、いい曲がついた名作だと思います。
ここからは「埼玉ゆかりのうた」ということで、昭和の埼玉の風景のスライドを交えて解説や、歌が歌われました。
8 案山子 (文部省唱歌) 作詞:武笠三
作曲:山田源一郎
日本の風景に欠かせない案山子、目を閉じて聴けば広がる田園に立つ案山子が浮かぶようです。
この歌自体を知ったのは大学に入ってからですが、今では好きな文部省唱歌のひとつになっています。
作詞の武笠三(むかささん)氏が埼玉県浦和の出身とのことです。
9 野菊 作詞:石森延男 作曲:下総皖一
この歌は好きな歌で、特に楽しみにしていました。作曲の下総皖一氏は埼玉県加須市の出身。
正直なところ、あまりこの作曲家の歌を調べたことはありませんでしたが、作曲した曲目をみると「長い道」や「たなばたさま」など有名な歌もありました。
10 花火 作詞:井上赳 作曲:下総皖一
下総皖一氏の歌をもう一曲、これもこの人の作品だったのですね。
11 小さい芽 作詞:小松原まさる 作曲:加倉井佳世子
埼玉ゆかりの童謡として選定されている歌で、この日初めて聴きました。
日本の子どもたちがみんな元気に育って、立派に成長するようにと願いを込めて書かれた歌詞だそうです。
12 荒城の月 作詞:土井晩翠 作曲:滝廉太郎
これぞ日本の歌と行っても過言でないくらい有名なこの歌。何度も聴いてもきれいなメロディと難しい歌詞だと思わされます。
<アンコール>
そして葉桜のとき 作詞:山本恵三子 作曲 :西脇久夫
NHKラジオ深夜便の歌として流されたこの歌、昨年のコンサートで聴いて以来お気に入りの歌です。作曲はボニージャックスの西脇さんです。
さて、私もそろそろ葉桜の頃なのでしょうか^^;
************************************************************************************
鳴り止まない拍手の中で幕が下り終演。
終わってしまえばあっという間だったコンサート。
いい歌を堪能した2時間でした。
また次もどこかでコンサートがあるときはぜひ足を運びたいものです。
11月の取手での3コーラス公演はいく可能性があまりありませんが・・・。
第2部
<日本の抒情歌>
1 出船の港 作詞:時雨音羽 作曲:中山晋平
「我らがテナー」こと藤原義江が歌って一世を風靡したこの歌。作曲は長野県民ならなじみ深い中山晋平氏です。
私が持っているCDの音源は立川澄登のもので、ボニージャックスの歌い方はそれとは随分とアレンジの異なるものでした。
2 浮波の港 作詞:野口雨情 作曲:中山晋平
続いてこれも藤原義江の歌、そして中山晋平の曲です。1928年に佐藤千夜子が日本ビクターから初めて出したという当時の音源が流されましたが、歌もさることながら、作曲者中山晋平自身のひくピアノを聴けたことは貴重な経験です。
私がこの歌を知ったのは高校1年生の時ですが、その音源もボニージャックスで、今回初めて生でこの歌を聴くことができました。各番最後の「ヤレホンニサ~」、この部分の西脇さんの高く澄んだ声は今も変わりありませんでした。
3 谷茶前節 沖縄民謡
沖縄民謡をボニーのアレンジで。
4 春よ来い 作詞:相馬御風 作曲:弘田龍太郎
「赤い鳥」運動に携わった弘田龍太郎の童謡・抒情歌はこれに限らず、優しさの感じられる曲が多いです。私の好きな歌で言うと、「浜千鳥」や「叱られて」なども弘田 龍太郎の作品です。あと、信州との絡みでは「千曲川旅情のうた」を作曲したことでも知られていますね。
5 牧場の朝 (文部省唱歌) 新訂尋常小学唱歌
この歌の前に、鹿島さんのいいお話があったのですが、例のごとく西脇さんに茶化されいい雰囲気がすっかりこわれてしまいました(笑) 気を取り直して、「牧場の朝」。
何度も聴いたことのある歌ですが、牧場の情景が浮かぶようです。ちなみにモデルとなったのは福島県にある岩瀬牧場と言われているそうです。
6 ちいさい秋見つけた 作詞:サトウハチロー 作曲:中田喜直
ボニージャックスを代表する持ち歌の一つですね。いつの頃からかわかりませんが、私の中でも「この歌=ボニージャックス」というイメージが出来上がっていました。
解説の中で初めて知ったことですが、これまで「夏の終わりに見られる微かに秋の気配」が小さい秋だと思っていたのですが、実際はこれは晩秋を歌った歌だそうなのです。作詞者サトウハチローが小さい自宅の窓から見える光景を「こんな小さな空間の中にも私だけの秋がある」という想いで歌詞にしたものだというのが正確なところのようです。
7 まっかな秋 作詞:薩摩忠 作曲:小林秀雄
これもボニージャックスの歌という構図が私の中で出来上がっている歌です(笑)
子どもの頃から知っている歌ですが、年を重ねるごとにこの歌から秋を感じるようになってきました。素直に秋を表した歌詞に、いい曲がついた名作だと思います。
ここからは「埼玉ゆかりのうた」ということで、昭和の埼玉の風景のスライドを交えて解説や、歌が歌われました。
8 案山子 (文部省唱歌) 作詞:武笠三
作曲:山田源一郎
日本の風景に欠かせない案山子、目を閉じて聴けば広がる田園に立つ案山子が浮かぶようです。
この歌自体を知ったのは大学に入ってからですが、今では好きな文部省唱歌のひとつになっています。
作詞の武笠三(むかささん)氏が埼玉県浦和の出身とのことです。
9 野菊 作詞:石森延男 作曲:下総皖一
この歌は好きな歌で、特に楽しみにしていました。作曲の下総皖一氏は埼玉県加須市の出身。
正直なところ、あまりこの作曲家の歌を調べたことはありませんでしたが、作曲した曲目をみると「長い道」や「たなばたさま」など有名な歌もありました。
10 花火 作詞:井上赳 作曲:下総皖一
下総皖一氏の歌をもう一曲、これもこの人の作品だったのですね。
11 小さい芽 作詞:小松原まさる 作曲:加倉井佳世子
埼玉ゆかりの童謡として選定されている歌で、この日初めて聴きました。
日本の子どもたちがみんな元気に育って、立派に成長するようにと願いを込めて書かれた歌詞だそうです。
12 荒城の月 作詞:土井晩翠 作曲:滝廉太郎
これぞ日本の歌と行っても過言でないくらい有名なこの歌。何度も聴いてもきれいなメロディと難しい歌詞だと思わされます。
<アンコール>
そして葉桜のとき 作詞:山本恵三子 作曲 :西脇久夫
NHKラジオ深夜便の歌として流されたこの歌、昨年のコンサートで聴いて以来お気に入りの歌です。作曲はボニージャックスの西脇さんです。
さて、私もそろそろ葉桜の頃なのでしょうか^^;
************************************************************************************
鳴り止まない拍手の中で幕が下り終演。
終わってしまえばあっという間だったコンサート。
いい歌を堪能した2時間でした。
また次もどこかでコンサートがあるときはぜひ足を運びたいものです。
11月の取手での3コーラス公演はいく可能性があまりありませんが・・・。
タグ :ボニージャックス
2012年09月26日
ボニージャックスコンサート in さいたま2012(前編)
今回関東へ行った最大の目的はこれでした。
ボニージャックスコンサート in さいたま2012

「さいたま市」となったのはもう10年以上前のことですが、滅多に来ることがないせいかいまだにこの名称に馴染めません。
今回コンサートが行われた場所もさいたま市中央区と言われても皆目位置の見当がつきませんでしたが、以前の「与野市」と言われると、昔与野に親戚が住んでいたということもあり、何となくではあるものの位置がわかりました。
その会場は、JR埼京線の与野本町駅から徒歩で約7分のところに位置する「彩の国さいたま芸術劇場」。

17時の開演に合わせ、16時半ごろに会場へ到着。
今回のテーマが「フォーク」ということで、客層はいわゆる団塊の世代が多いのかとも思いましたが、実際はいつもどおりの年齢層の方々が多かったです。
さっそく配布されたプログラムを見て開演に備えます。
2部構成の前半はあらかじめアナウンスされていた「青春のフォーク」、そして後半は「日本の抒情歌」となっていました。
どちらも私の好きな分野であり、開演前から期待で胸が躍ります。
ということで、曲目を記しコンサートをふりかえってみます。
第1部
<青春のフォーク>
1 ブルーシャトウ(ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)1967年
2 学生街の喫茶店(ガロ)1972年
3 今夜は踊ろう(荒木一郎)1966年
4 ひとり寝の子守唄(加藤登紀子)1969年
5 青春時代(森田公一とトップギャラン)1976年
6 白いブランコ(ビリー・バンバン)1969年
7 シクラメンのかほり(布施明)1975年
8 青葉城恋唄(さとう宗幸)(ダークダックス)1978年
9 夢の中へ(井上陽水)1973年
10 いい日旅立ち(山口百恵)(谷村新司)1978年
っとこんな曲目です。
古いものから新しいものまで名曲がズラリ。
いきなり「ブルーシャトウ」で始まり、斬新な独自のアレンジでボニーの世界に引き込まれました。
「森とんかつ、 泉にんにく、 かーこんにゃく、まれてんぷら~」ってね。このネタ今の人知らないでしょうね^^;
この「ブルーシャトウ」、オリジナルよりも落ち着いた感じが気に入りました。
どれもオリジナルを知っている歌ばかりでしたが、歌によってはだいぶん受ける印象が違います。
個人的には、「学生街の喫茶店」などオリジナルよりボニージャックスの歌の方が好きなものも多くありました。
これぞボニージャックスと思わされたのは「ひとり寝の子守唄」。こういう少し暗めの歌を哀愁を漂わせつつも美しく歌い上げるのはダークダックスよりもうわてではないでしょうか。遠く響くような西脇さんの声が何ともいい味を醸し出していました。
「青葉城恋唄」は本拠本元のさとう宗幸やダークダックスのCDで普段からよく聴く曲ですが、ボニージャックスの歌で聴くのは初めてでした。あの震災以来、私は仙台へは行けていませんが、この曲を聴くと自然とこみ上げてくる何かがあります。会場にいた人々はそれぞれこの歌をどのように感じて聴いたのでしょうか。
第1部の最後を締めた歌は「いい日旅立ち」。第1部で一番楽しみにしていた歌といっても過言ではありません。
実は私が初めてこの歌を聴いたのは中学3年生の頃、ボニージャックスの歌からでした。
まだ昭和歌謡への興味もさほどなく知識も皆無だった当時、郷愁をかきたてるボニージャックスのこの歌は随分心に響いたことを今でも覚えています。あれから年月は経ちましたが、ステージで歌うボニージャックスの声はCDの音源と比べても遜色ない美しいものでした。
フォークの名曲をボニーの歌で辿った第1部。
15分間の休憩を挟み、第2部へと移ります。
ボニージャックスコンサート in さいたま2012
「さいたま市」となったのはもう10年以上前のことですが、滅多に来ることがないせいかいまだにこの名称に馴染めません。
今回コンサートが行われた場所もさいたま市中央区と言われても皆目位置の見当がつきませんでしたが、以前の「与野市」と言われると、昔与野に親戚が住んでいたということもあり、何となくではあるものの位置がわかりました。
その会場は、JR埼京線の与野本町駅から徒歩で約7分のところに位置する「彩の国さいたま芸術劇場」。

17時の開演に合わせ、16時半ごろに会場へ到着。
今回のテーマが「フォーク」ということで、客層はいわゆる団塊の世代が多いのかとも思いましたが、実際はいつもどおりの年齢層の方々が多かったです。
さっそく配布されたプログラムを見て開演に備えます。
2部構成の前半はあらかじめアナウンスされていた「青春のフォーク」、そして後半は「日本の抒情歌」となっていました。
どちらも私の好きな分野であり、開演前から期待で胸が躍ります。
ということで、曲目を記しコンサートをふりかえってみます。
第1部
<青春のフォーク>
1 ブルーシャトウ(ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)1967年
2 学生街の喫茶店(ガロ)1972年
3 今夜は踊ろう(荒木一郎)1966年
4 ひとり寝の子守唄(加藤登紀子)1969年
5 青春時代(森田公一とトップギャラン)1976年
6 白いブランコ(ビリー・バンバン)1969年
7 シクラメンのかほり(布施明)1975年
8 青葉城恋唄(さとう宗幸)(ダークダックス)1978年
9 夢の中へ(井上陽水)1973年
10 いい日旅立ち(山口百恵)(谷村新司)1978年
っとこんな曲目です。
古いものから新しいものまで名曲がズラリ。
いきなり「ブルーシャトウ」で始まり、斬新な独自のアレンジでボニーの世界に引き込まれました。
「森とんかつ、 泉にんにく、 かーこんにゃく、まれてんぷら~」ってね。このネタ今の人知らないでしょうね^^;
この「ブルーシャトウ」、オリジナルよりも落ち着いた感じが気に入りました。
どれもオリジナルを知っている歌ばかりでしたが、歌によってはだいぶん受ける印象が違います。
個人的には、「学生街の喫茶店」などオリジナルよりボニージャックスの歌の方が好きなものも多くありました。
これぞボニージャックスと思わされたのは「ひとり寝の子守唄」。こういう少し暗めの歌を哀愁を漂わせつつも美しく歌い上げるのはダークダックスよりもうわてではないでしょうか。遠く響くような西脇さんの声が何ともいい味を醸し出していました。
「青葉城恋唄」は本拠本元のさとう宗幸やダークダックスのCDで普段からよく聴く曲ですが、ボニージャックスの歌で聴くのは初めてでした。あの震災以来、私は仙台へは行けていませんが、この曲を聴くと自然とこみ上げてくる何かがあります。会場にいた人々はそれぞれこの歌をどのように感じて聴いたのでしょうか。
第1部の最後を締めた歌は「いい日旅立ち」。第1部で一番楽しみにしていた歌といっても過言ではありません。
実は私が初めてこの歌を聴いたのは中学3年生の頃、ボニージャックスの歌からでした。
まだ昭和歌謡への興味もさほどなく知識も皆無だった当時、郷愁をかきたてるボニージャックスのこの歌は随分心に響いたことを今でも覚えています。あれから年月は経ちましたが、ステージで歌うボニージャックスの声はCDの音源と比べても遜色ない美しいものでした。
フォークの名曲をボニーの歌で辿った第1部。
15分間の休憩を挟み、第2部へと移ります。
2011年09月12日
ボニージャックスコンサート in 野田市(本編)
なかなか書くのが難しいこの題材ですが、前置きを書いてしまった以上本編を書かないわけにもいきません。
先月千葉県野田市で行われたボニージャックスのコンサートの模様です。

コンサートは3部構成。
第1部はボニージャックスと地元の出しの合唱団が一緒に歌うコーナー。
コンサートの途中で解説がありましたが、ボニージャックスは地方を訪れるときは必ず地元の合唱団とこうした一緒に歌う場を設けるそうです。
この日のテーマは鎮魂ということで、沖縄の歌が3曲選ばれました。
①芭蕉布(吉川安一作詞・普久原恒男作曲)
②花(嘉納昌吉作詞・作曲)
③涙そうそう(森山良子作詞・BEGIN作曲)
第2部は「車椅子のおしゃべり」コーナー。
これもボニージャックス独自の活動です。
体に障害をもった子どもたちが書いた詩を集め、それにメロディをつけたものをレパートリーにしているボニージャックス。
子どもの素直な気持ちが詩にあふれています。
商的な目的、いい詩をつけてやろうとか、こうすれば売れるだろうとかそういう邪念はそこには一切ありません。
どれも大変感銘を受けました。
①手紙
「私はペンを持てないから手紙はいつも代筆。本当のことを書こうと思っても代筆だからいつも同じことばかりになってしまう。でもいつの日か自分で手紙を書きたい」そういう詩です。
②かあさん
入院している子どもが、面会にくる母親を心待ちにする詩です。
③ひとつふたつかぞえて
若くて明るい看護士さんは子どもたちの憧れの存在。そんな看護士さんに淡い恋心を抱き来る日を指折りに待つ子どものつくった詩です。
④ゆき
「雪はどうして白いの?」そんな素朴な疑問を重病で亡くなる少し前に自分なりの答えを出した子どもの詩です。
⑤空とぶうさぎ
目の見えない子どもにとってうさぎはどんな動物かわからない。いつしかイメージの中で空を飛ぶものとして作り上げられ、実際に触って初めてどういう動物かを知る。「でもうさぎって私の心の中で私と飛ぶんだよ」っというとても感動的で美しい詩です。
第3部はボニージャックスの代表曲や昭和の懐かしいヒットソング、アメリカの歌を歌うコーナー。
①Down by the Reverside
②Dry Bones
③Swing down Sweet Chariot
④ちいさい秋見つけた(サトウハチロー作詞・中田喜直作曲)言わずと知れたボニージャックスのヒット曲です。
⑤あざみの歌(横井弘作詞・八洲秀章作曲)
NHKラジオ歌謡 昭和24年
これも有名な歌ですね。
舞台となったのは長野県霧が峰八島湿原だそうです。
⑥学生街の喫茶店(山上路夫作詞・すぎやまこういち作曲)
70年代メロディ、ガロのヒット曲です。
⑦ルイジアナママ(Gene Pitney・漣健児作詞・Gene Pitney作曲)
⑧今夜は踊ろう(荒木一郎作詞・作曲)
荒木一郎のヒットソング。
私は高校生の時に知った歌ですが、「いとしのマックス」と共に好きな歌のひとつです。
⑨そして葉桜のとき(山本恵三子作詞・西脇久夫作曲)
ボニージャックスオリジナルソングであり、NHKラジオ深夜便のテーマ曲でも使われていました。
⑩喜びも悲しみも幾年月(木下忠司作詞・作曲)
若山彰の歌った映画音楽。昭和の映画音楽としてリクエストの多い曲であるそうです。
⑪ふるさと(高野辰之作詞・岡野貞一作曲)
知らない人はいないと言っても過言ではない日本の代表的な唱歌です。
豊田村(現在は中野市?)出身の国文学者高野辰之作詞。
飯山線替佐駅では列車発車時にこのメロディも流れますね。
◆Grand Fathers' Clock(大きな古時計)
アンコールはアカペラでこの歌。
拍手の鳴り止まぬ中、ステージの幕は下りました。
っと大抵のコンサートはこれで終わりなのでしょうが、終わって出口の方に向かうところでCDの販売とサイン会が行われているではありませんか!
CDを買ったらサインとの放送はあったので、てっきり事前に書かれたサイン色紙でも渡されるのかなと思っていたら、まさかの直筆サイン会。またとないチャンスだったので私もCDを買い、ブックレットにサインを入れて頂きました。
日付入りで大事な私の財産になります。

予想以上に楽しさあり、感動ありの今回のボニージャックスコンサート。
どうしても関東圏での活動が多く、なかなか関東まで足は運べませんがまたどこか機会があれば聴きにいきたいものです。
先月千葉県野田市で行われたボニージャックスのコンサートの模様です。

コンサートは3部構成。
第1部はボニージャックスと地元の出しの合唱団が一緒に歌うコーナー。
コンサートの途中で解説がありましたが、ボニージャックスは地方を訪れるときは必ず地元の合唱団とこうした一緒に歌う場を設けるそうです。
この日のテーマは鎮魂ということで、沖縄の歌が3曲選ばれました。
①芭蕉布(吉川安一作詞・普久原恒男作曲)
②花(嘉納昌吉作詞・作曲)
③涙そうそう(森山良子作詞・BEGIN作曲)
第2部は「車椅子のおしゃべり」コーナー。
これもボニージャックス独自の活動です。
体に障害をもった子どもたちが書いた詩を集め、それにメロディをつけたものをレパートリーにしているボニージャックス。
子どもの素直な気持ちが詩にあふれています。
商的な目的、いい詩をつけてやろうとか、こうすれば売れるだろうとかそういう邪念はそこには一切ありません。
どれも大変感銘を受けました。
①手紙
「私はペンを持てないから手紙はいつも代筆。本当のことを書こうと思っても代筆だからいつも同じことばかりになってしまう。でもいつの日か自分で手紙を書きたい」そういう詩です。
②かあさん
入院している子どもが、面会にくる母親を心待ちにする詩です。
③ひとつふたつかぞえて
若くて明るい看護士さんは子どもたちの憧れの存在。そんな看護士さんに淡い恋心を抱き来る日を指折りに待つ子どものつくった詩です。
④ゆき
「雪はどうして白いの?」そんな素朴な疑問を重病で亡くなる少し前に自分なりの答えを出した子どもの詩です。
⑤空とぶうさぎ
目の見えない子どもにとってうさぎはどんな動物かわからない。いつしかイメージの中で空を飛ぶものとして作り上げられ、実際に触って初めてどういう動物かを知る。「でもうさぎって私の心の中で私と飛ぶんだよ」っというとても感動的で美しい詩です。
第3部はボニージャックスの代表曲や昭和の懐かしいヒットソング、アメリカの歌を歌うコーナー。
①Down by the Reverside
②Dry Bones
③Swing down Sweet Chariot
④ちいさい秋見つけた(サトウハチロー作詞・中田喜直作曲)言わずと知れたボニージャックスのヒット曲です。
⑤あざみの歌(横井弘作詞・八洲秀章作曲)
NHKラジオ歌謡 昭和24年
これも有名な歌ですね。
舞台となったのは長野県霧が峰八島湿原だそうです。
⑥学生街の喫茶店(山上路夫作詞・すぎやまこういち作曲)
70年代メロディ、ガロのヒット曲です。
⑦ルイジアナママ(Gene Pitney・漣健児作詞・Gene Pitney作曲)
⑧今夜は踊ろう(荒木一郎作詞・作曲)
荒木一郎のヒットソング。
私は高校生の時に知った歌ですが、「いとしのマックス」と共に好きな歌のひとつです。
⑨そして葉桜のとき(山本恵三子作詞・西脇久夫作曲)
ボニージャックスオリジナルソングであり、NHKラジオ深夜便のテーマ曲でも使われていました。
⑩喜びも悲しみも幾年月(木下忠司作詞・作曲)
若山彰の歌った映画音楽。昭和の映画音楽としてリクエストの多い曲であるそうです。
⑪ふるさと(高野辰之作詞・岡野貞一作曲)
知らない人はいないと言っても過言ではない日本の代表的な唱歌です。
豊田村(現在は中野市?)出身の国文学者高野辰之作詞。
飯山線替佐駅では列車発車時にこのメロディも流れますね。
◆Grand Fathers' Clock(大きな古時計)
アンコールはアカペラでこの歌。
拍手の鳴り止まぬ中、ステージの幕は下りました。
っと大抵のコンサートはこれで終わりなのでしょうが、終わって出口の方に向かうところでCDの販売とサイン会が行われているではありませんか!
CDを買ったらサインとの放送はあったので、てっきり事前に書かれたサイン色紙でも渡されるのかなと思っていたら、まさかの直筆サイン会。またとないチャンスだったので私もCDを買い、ブックレットにサインを入れて頂きました。
日付入りで大事な私の財産になります。

予想以上に楽しさあり、感動ありの今回のボニージャックスコンサート。
どうしても関東圏での活動が多く、なかなか関東まで足は運べませんがまたどこか機会があれば聴きにいきたいものです。
2011年09月06日
ボニージャックスコンサート in 野田市(前置き編)
もう1ヶ月も前のことになってしまいますが、ぜひとも書いておきたいので記事にとりあげました。
松本ぼんぼんの余韻覚めやらぬ8月7日。
私は朝から『あずさ』に乗って新宿を目指しました。
と言っても東京がゴールではなく、そこから4回乗り換えて千葉県は野田市がこの日の目的地。
「つくばエクスプレス」にも久しぶりに乗りました。開業日の一番列車に乗って以来2回目の乗車です。
「流山おおたかの森」で東武に乗り換え「愛宕」で下車。
ここから炎天下の中、野田市文化会館まで歩きます。
そして着きました!文化会館。


ご存知の方も多いと思いますが、念のためボニージャックスについて…。
ボニージャックスはダークダックス、デュークエイセスと並んで日本を代表する老舗コーラスグループです。
ダークダックスがメンバー全員慶応義塾大学出身であるのに対し、ボニージャックスはメンバー全員が早稲田大学出身。
なので両者が競演するときは早慶戦とも称されます。
結成して53年。ダークダックスには及びませんがそれでもものすごい活動年数です。
世界の民謡、歌曲、ジャズ、唱歌、童謡、テレビ・ラジオ主題歌、寮歌などなど幅広いレパートリーを持ち今なお活動中。
有名な「ちいさい秋みつけた」や「手のひらを太陽に」などはボニージャックスなしにはヒットし得なかったと言っても過言ではないでしょう。
これまで私のブログ記事で取り上げてきたのは決まってダークダックスでした。
ダークダックスとボニージャックス、どちらも13歳の時に同じラジオ番組内でその素晴らしいハーモニーを聞いてその存在を知ったのですが、どちらかと言われると私は華のあるダークダックスのハーモニーを好みました。
それ以来私の中ではどうしてもダークダックスの陰に隠れてしまっていたボニージャックス。
でも自分が年を重ねるごとに、ボニージャックスの魅力にも気付き、その味わい深さを感じるようになったのでした。
あくまで個人的な勝手な解釈でありますが、
郷愁のボニージャックス
もの悲しさ、寂しさを誘う歌を歌わせたら右に出る者はいないと思います。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
随分前置きが長くなりましたが、次回の記事でコンサートの模様を振り返っていきたいと思います。
松本ぼんぼんの余韻覚めやらぬ8月7日。
私は朝から『あずさ』に乗って新宿を目指しました。
と言っても東京がゴールではなく、そこから4回乗り換えて千葉県は野田市がこの日の目的地。
「つくばエクスプレス」にも久しぶりに乗りました。開業日の一番列車に乗って以来2回目の乗車です。
「流山おおたかの森」で東武に乗り換え「愛宕」で下車。
ここから炎天下の中、野田市文化会館まで歩きます。
そして着きました!文化会館。


ご存知の方も多いと思いますが、念のためボニージャックスについて…。
ボニージャックスはダークダックス、デュークエイセスと並んで日本を代表する老舗コーラスグループです。
ダークダックスがメンバー全員慶応義塾大学出身であるのに対し、ボニージャックスはメンバー全員が早稲田大学出身。
なので両者が競演するときは早慶戦とも称されます。
結成して53年。ダークダックスには及びませんがそれでもものすごい活動年数です。
世界の民謡、歌曲、ジャズ、唱歌、童謡、テレビ・ラジオ主題歌、寮歌などなど幅広いレパートリーを持ち今なお活動中。
有名な「ちいさい秋みつけた」や「手のひらを太陽に」などはボニージャックスなしにはヒットし得なかったと言っても過言ではないでしょう。
これまで私のブログ記事で取り上げてきたのは決まってダークダックスでした。
ダークダックスとボニージャックス、どちらも13歳の時に同じラジオ番組内でその素晴らしいハーモニーを聞いてその存在を知ったのですが、どちらかと言われると私は華のあるダークダックスのハーモニーを好みました。
それ以来私の中ではどうしてもダークダックスの陰に隠れてしまっていたボニージャックス。
でも自分が年を重ねるごとに、ボニージャックスの魅力にも気付き、その味わい深さを感じるようになったのでした。
あくまで個人的な勝手な解釈でありますが、
郷愁のボニージャックス
もの悲しさ、寂しさを誘う歌を歌わせたら右に出る者はいないと思います。
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随分前置きが長くなりましたが、次回の記事でコンサートの模様を振り返っていきたいと思います。