2010年12月17日

標高3190mからの大展望(夏の思い出2010④)

<2010 アルプス登山その④>
アルプス登山の最大の魅力とも言える御来光

寒い中早起きしてでもこれをみたいと思う人が大半でしょう。




段々と明るくなる空、まぶしい太陽、そして眼下には雲海。
場所によって、またその日によって全く違う山の朝。最高です。

天気もよく体調も万全。さぞ素晴らしい登山日和になるものだと思っていました。
この時点では…。

すべての始まりは朝。
時間を惜しみ、朝食を頼まなかったことに端を発します。


穂高岳山荘を出て、奥穂高岳への最終章。
ひたすら岩稜歩きとなります。

はしごを上がり、しばらくゆくと後方には槍ヶ岳が姿を見せていました。
どこから見てもあの個性的な姿は一目でわかります。


景色に見とれているわけにも行きません。道はまだ続きます。


ちょっとでもバランスを崩せば…、ただでは済まないでしょうね(苦笑)


かくしてとうとう奥穂高岳の山頂に到達!
約3年ぶりにこの地を踏みました。ここは日本で3番目に高い山頂です。


山頂からの眺めは文句なしの大パノラマ。
ここでは少し大きめの写真で載せてみることにします。

まずは槍ヶ岳方面を望む構図で。
私の憧れである槍穂縦走、来年こそはやってみたいと思っています。


続いてジャンダルム
実にこんなところへ登るコースもあるんです。ここ奥穂高岳からジャンダルムを経由し、西穂高岳までのコースは一般登山道で最難関とも言われ、私にとっても登山の卒業試験だととらえています。
それくらい難易度の高いコースなのです。


次は上高地方面を見下ろしてみましょう。
どこが河童橋かわかりますか?


せっかくなので拡大してみましょう。これです。


続いて乗鞍、御岳方面。


西側ではこれまた百名山の一つにも数えられる笠ヶ岳
ここも登ってみたいと思うもいまだ実現せず…。


「アルプスの高炉」とも呼ばれる焼岳
バスに乗っていると高い山のように見えますが、ここからだとこんなに小さく下にあるように見えてしまいます。


最後は標高日本一の富士山
天気の良い朝にはくっきりとその姿が確認できます。


素晴らしい展望。
時間が許せばもっと景色を見ていたいところでした。

滞在時間約40分。
名残惜しくも山頂を後にし、前穂高経由で上高地へと下りる道をゆきます。

まだ元気でしたこの頃は。  

Posted by みすずかる at 07:03Comments(2)登山(北アルプス)2010年