2012年11月04日
再び宗谷岬(盆休み旅記録⑫)
<6日目>
利尻島から再び稚内へ戻った翌日。
この日の天候は下り坂ではあったものの、夕方まではもつという予報を信じ自転車で宗谷岬へ行くことにしました。
5月にも行きましたが、この時は天候が優れなかったので、何としても今回「晴れの」宗谷岬を見ておきたかったのでした。

距離にして片道30kmほどですから、往復するとそこそこ長距離のサイクリングです。
懸念されるのは向かい風ですが、今回は変速つきのマウンテンバイクなので少しはましに走ってくれそうです。

往路は追い風の力も借り、爽快な走り。
アップダウンも少なく、広い道路を思う存分に走ります。
宗谷岬までの道のりも8割方走ったあたりで、右折。
そう、もうひとつ春にやり残したことがありました。

周氷河地形も晴れているときに見ておきたかったのです。
結構な上り坂が長く続きましたが、そこは自転車を降りて押したりもして頑張ります。





でも遠回りした甲斐がありました。
周氷河地形は他では見ることが出来ない景色です。
写真ではあまりその雄大さは伝わらないのが残念ですが、素晴らしい景色でした。
仕上げにこの坂を下れば、いよいよ宗谷岬です。


3ヶ月ぶりにやってきました宗谷岬!


前回は天気も悪く、気温も低く、人も少なかったですが、今回は観光シーズン真っ只中でおおにぎわい。
貸切バスツアーで来る人、自家用車やレンタカーで来る人、バイクで来る人、自転車で来る人、手段も出発地も経由地も違う人々が皆同じ目的地「最北端の地」を目指して集まってきました。
写真撮影も、順番を待つ列に並んでいる前後の人にお互い撮ってもらうという光景が見られ、実にほのぼのしたものでした。やっぱり観光地はこうでないと。
私も記念撮影をし、少し休憩。
これから、帰りの稚内までのコースが待っています。
利尻島から再び稚内へ戻った翌日。
この日の天候は下り坂ではあったものの、夕方まではもつという予報を信じ自転車で宗谷岬へ行くことにしました。
5月にも行きましたが、この時は天候が優れなかったので、何としても今回「晴れの」宗谷岬を見ておきたかったのでした。

距離にして片道30kmほどですから、往復するとそこそこ長距離のサイクリングです。
懸念されるのは向かい風ですが、今回は変速つきのマウンテンバイクなので少しはましに走ってくれそうです。

往路は追い風の力も借り、爽快な走り。
アップダウンも少なく、広い道路を思う存分に走ります。
宗谷岬までの道のりも8割方走ったあたりで、右折。
そう、もうひとつ春にやり残したことがありました。

周氷河地形も晴れているときに見ておきたかったのです。
結構な上り坂が長く続きましたが、そこは自転車を降りて押したりもして頑張ります。





でも遠回りした甲斐がありました。
周氷河地形は他では見ることが出来ない景色です。
写真ではあまりその雄大さは伝わらないのが残念ですが、素晴らしい景色でした。
仕上げにこの坂を下れば、いよいよ宗谷岬です。


3ヶ月ぶりにやってきました宗谷岬!


前回は天気も悪く、気温も低く、人も少なかったですが、今回は観光シーズン真っ只中でおおにぎわい。
貸切バスツアーで来る人、自家用車やレンタカーで来る人、バイクで来る人、自転車で来る人、手段も出発地も経由地も違う人々が皆同じ目的地「最北端の地」を目指して集まってきました。
写真撮影も、順番を待つ列に並んでいる前後の人にお互い撮ってもらうという光景が見られ、実にほのぼのしたものでした。やっぱり観光地はこうでないと。
私も記念撮影をし、少し休憩。
これから、帰りの稚内までのコースが待っています。
2012年10月31日
北航路(盆休み旅記録⑩)
このタイトルでの記事は2回目。
前回はGWに同じく利尻島と礼文島を訪れた際の記事に用いました。
こちら⇒■
<5日目続き>
今回は二つの島に合わせて4日滞在。
前回よりも島を離れる名残惜しさは強かったです。

帰省シーズン真っ最中で、この日も多くの乗降があった鴛泊港。
これだけの人が乗船を待つのですから、船内もかなりの密度となりました。
客室内で最低限のスペースを確保し、島へ別れを告げにデッキへ向かいます。
さよならペシ岬。

ありがとう利尻山(利尻富士)。

カモメもまた見送りに飛び交っていました。

それぞれの思いを乗せて、船は出港。
島の象徴でもある利尻山を思い出に撮ろうとしている人の姿も多く見られました。

稚内への最果て航路の旅。
心地良い揺れと、疲れも相まっていつしか夢の中へ。
ゆっくり休むことができました。
稚内に到着後、荷物をひいてこの日の泊まりへと向かいました。
前回はGWに同じく利尻島と礼文島を訪れた際の記事に用いました。
こちら⇒■
<5日目続き>
今回は二つの島に合わせて4日滞在。
前回よりも島を離れる名残惜しさは強かったです。

帰省シーズン真っ最中で、この日も多くの乗降があった鴛泊港。
これだけの人が乗船を待つのですから、船内もかなりの密度となりました。
客室内で最低限のスペースを確保し、島へ別れを告げにデッキへ向かいます。
さよならペシ岬。

ありがとう利尻山(利尻富士)。

カモメもまた見送りに飛び交っていました。

それぞれの思いを乗せて、船は出港。
島の象徴でもある利尻山を思い出に撮ろうとしている人の姿も多く見られました。

稚内への最果て航路の旅。
心地良い揺れと、疲れも相まっていつしか夢の中へ。
ゆっくり休むことができました。
稚内に到着後、荷物をひいてこの日の泊まりへと向かいました。
2012年10月29日
目的を果たし(盆休み旅記録⑨)
利尻山(利尻富士)の登頂を果たし、喜びと達成感はかなりのものでした。

この山に登ることは、実際に山に登ることもさることながら、利尻島という離島まで行かねばならないという高いハードルがあり、正直なところ登ること自体どこかあきらめていた自分がいました。
それがLCCという救世主が、これまであまりに遠かった北海道をそう遠くない場所にしてくれ、一気に現実味を帯びたのですが、まさかこれだけ早く達成できるとは・・・。
山頂で色々なことを想いながら、展望を楽しみ、そして「(利尻)富士山の上でおにぎりをぱっくんぱっくんぱっくんと」食べました(笑)

ローソク岩
山頂では40分ほど滞在。
せっかくたどり着いた山頂でしたが、ここからこの日の夕方までに元の場所に下りなければならないという大仕事が待っています。
怪我は下山時のホッとした時が要注意です。
特に火山灰で足元の悪い9合目までまでは気を緩めることができません。一歩一歩確実に。

それにしても、相変わらず素晴らしい眺望です。
よそ見してはいけないのですが、ついつい何度も足を止めて写真を撮ってしまいました。

何と言いましょうか、空の青さ、海の青さ、生き生きとした緑、それらの調和にはため息も出んばかりでした。


下りるにつれ、山頂がだんだん小さくなっていきます。
名残惜しさは、いつかまたもう一度この山を登るぞという小さな決意に置き換え、ひたすら登山道を下ってゆきました。

既に登山時の写真を載せているので途中経過は省きますが、下山開始から約3時間半かけて登山口に到着。思ったよりも早く下山できました。

時刻は14時15分。
フェリーの時間まで十分余裕があるので、旅館の人に教えてもらった日帰り温泉でさっぱりしていくことに。

湯上りに少し休憩もしつつ、時間を過ごし、ゆっくりと港へと歩いていきました。
さぁ、港へ帰ってきました。
ここが私の利尻島の第一歩。
ここから見上げる利尻山が、私を頂上に登りたい気持ちにかき立てたのでした。
今でもその気持ちは変わりません。何と美しい山容でしょうか。

いよいよ利尻島を去ります。

この山に登ることは、実際に山に登ることもさることながら、利尻島という離島まで行かねばならないという高いハードルがあり、正直なところ登ること自体どこかあきらめていた自分がいました。
それがLCCという救世主が、これまであまりに遠かった北海道をそう遠くない場所にしてくれ、一気に現実味を帯びたのですが、まさかこれだけ早く達成できるとは・・・。
山頂で色々なことを想いながら、展望を楽しみ、そして「(利尻)富士山の上でおにぎりをぱっくんぱっくんぱっくんと」食べました(笑)

ローソク岩
山頂では40分ほど滞在。
せっかくたどり着いた山頂でしたが、ここからこの日の夕方までに元の場所に下りなければならないという大仕事が待っています。
怪我は下山時のホッとした時が要注意です。
特に火山灰で足元の悪い9合目までまでは気を緩めることができません。一歩一歩確実に。

それにしても、相変わらず素晴らしい眺望です。
よそ見してはいけないのですが、ついつい何度も足を止めて写真を撮ってしまいました。

何と言いましょうか、空の青さ、海の青さ、生き生きとした緑、それらの調和にはため息も出んばかりでした。


下りるにつれ、山頂がだんだん小さくなっていきます。
名残惜しさは、いつかまたもう一度この山を登るぞという小さな決意に置き換え、ひたすら登山道を下ってゆきました。

既に登山時の写真を載せているので途中経過は省きますが、下山開始から約3時間半かけて登山口に到着。思ったよりも早く下山できました。

時刻は14時15分。
フェリーの時間まで十分余裕があるので、旅館の人に教えてもらった日帰り温泉でさっぱりしていくことに。

湯上りに少し休憩もしつつ、時間を過ごし、ゆっくりと港へと歩いていきました。
さぁ、港へ帰ってきました。
ここが私の利尻島の第一歩。
ここから見上げる利尻山が、私を頂上に登りたい気持ちにかき立てたのでした。
今でもその気持ちは変わりません。何と美しい山容でしょうか。

いよいよ利尻島を去ります。
2012年10月26日
利尻山に登る(盆休み旅記録⑧)
もう書いている自分でもよくわからなくなってきましたが、ここでお盆休みの記事に還ります。
次の「おでかけ」が迫り、それまでにこの記事は完結させておきたいのですが、さてどうなる?
前回は、
「雨の利尻島と夕暮れの虹(盆休み旅記録⑦)」
と題し、4日目のことを書きました。
いよいよ核心部、5日目の利尻山登山の記事です。
************************************
<5日目>
登山の予備日として設けていた5日目。
5時半の出発に備え、4時半には起床。
朝風呂を済ませ、旅館を出ます。
雲ひとつない素晴らしい朝。これからあのてっぺんを目指すのです。

旅館の車で登山口まで送ってもらい、そこからスタートです。
文字通り、海抜ゼロメートルからスタートし、標高1,721mの頂上まですべて自力で登る人もいるそうですが、どの旅館もだいたい送迎サービスを行っていて、それを利用する人が多かったです。
とはいえ、登山口からでも高低差にして1500m近く登って下りてこなければならないのですから、かなりの体力を要することに変わりありません。
例えば、標高1500mの上高地から標高3190mの奥穂高岳まで登るのと、高低差だけで言えば大差ないわけですね。

準備運動をしっかりし、名水、甘露泉水をしっかりボトルに満たしていよいよ出発。
くせのない飲みやすい水でした。
(5時50分)

初めは森林帯でしたが、急な登りで高度をかせいでいくと視界が拓けます。
いつの間にかペシ岬があんなに遠くに見えます!
(7時15分)

6.5合目。
結構来たかな~、と思ってはいけません。まだ標高は790mです^^;
(7時21分)

日もすっかり高く昇り、気温は上昇しますが気持ちの良い風が快適なこと。
遠く望むは、花の浮島礼文島。
(8時9分)

8合目「長官山」、ここまでがウォーミングアップ。
利尻山登山は、ここからと言っても過言ではありません。
むしろ、ここまでにあまり時間がかかるようなら、利尻山はあきらめて引き返したほうがよいと書かれている文献さえあります。
(8時24分)

目の前に聳え立つ利尻山。今一度ここで気を引き締めていきます。

糖分が不足してきたので、ちょっと休憩。いい眺めです。
このあたりまでくると風は一層強くなってきます。
(8時52分)

休憩後間もなく9合目に到着。
「ここからが正念場!」とは一向に気を緩ませてはくれないようです(笑)
(9時12分)

地盤が赤茶けた火山灰のような地質になってきました。
結構すべり、ロープやくさりの支えを借ります。
(9時45分)


歩きにくい登山道、その横では登山道補修が行われていました。
そういう人々のおかげで私たちは登山を楽しむことができるのですね。感謝、感謝!
最後の頑張りを終え、ついにたどり着いた1721m。
(10時3分)
利尻山(利尻富士)の頂上です!

(次回の記事に続く)
次の「おでかけ」が迫り、それまでにこの記事は完結させておきたいのですが、さてどうなる?
前回は、
「雨の利尻島と夕暮れの虹(盆休み旅記録⑦)」
と題し、4日目のことを書きました。
いよいよ核心部、5日目の利尻山登山の記事です。
************************************
<5日目>
登山の予備日として設けていた5日目。
5時半の出発に備え、4時半には起床。
朝風呂を済ませ、旅館を出ます。
雲ひとつない素晴らしい朝。これからあのてっぺんを目指すのです。

旅館の車で登山口まで送ってもらい、そこからスタートです。
文字通り、海抜ゼロメートルからスタートし、標高1,721mの頂上まですべて自力で登る人もいるそうですが、どの旅館もだいたい送迎サービスを行っていて、それを利用する人が多かったです。
とはいえ、登山口からでも高低差にして1500m近く登って下りてこなければならないのですから、かなりの体力を要することに変わりありません。
例えば、標高1500mの上高地から標高3190mの奥穂高岳まで登るのと、高低差だけで言えば大差ないわけですね。

準備運動をしっかりし、名水、甘露泉水をしっかりボトルに満たしていよいよ出発。
くせのない飲みやすい水でした。
(5時50分)

初めは森林帯でしたが、急な登りで高度をかせいでいくと視界が拓けます。
いつの間にかペシ岬があんなに遠くに見えます!
(7時15分)

6.5合目。
結構来たかな~、と思ってはいけません。まだ標高は790mです^^;
(7時21分)

日もすっかり高く昇り、気温は上昇しますが気持ちの良い風が快適なこと。
遠く望むは、花の浮島礼文島。
(8時9分)

8合目「長官山」、ここまでがウォーミングアップ。
利尻山登山は、ここからと言っても過言ではありません。
むしろ、ここまでにあまり時間がかかるようなら、利尻山はあきらめて引き返したほうがよいと書かれている文献さえあります。
(8時24分)

目の前に聳え立つ利尻山。今一度ここで気を引き締めていきます。

糖分が不足してきたので、ちょっと休憩。いい眺めです。
このあたりまでくると風は一層強くなってきます。
(8時52分)

休憩後間もなく9合目に到着。
「ここからが正念場!」とは一向に気を緩ませてはくれないようです(笑)
(9時12分)

地盤が赤茶けた火山灰のような地質になってきました。
結構すべり、ロープやくさりの支えを借ります。
(9時45分)


歩きにくい登山道、その横では登山道補修が行われていました。
そういう人々のおかげで私たちは登山を楽しむことができるのですね。感謝、感謝!
最後の頑張りを終え、ついにたどり着いた1721m。
(10時3分)
利尻山(利尻富士)の頂上です!

(次回の記事に続く)
2012年10月10日
雨の利尻島と夕暮れの虹(盆休み旅記録⑦)
<4日目>
一週間も北海道に滞在するとさすがに一日くらいは雨で思うようにいかない日もあるものです。

4日目は朝から雨が降ったり止んだりの繰り返し。

8月に咲く利尻島のアジサイ
登山は予備日として設けておいた翌日に回し、この日は鴛泊港から市街を散歩して一日をつぶしました。

期待するのはただ翌日の晴天のみ。
夕方には雨もすっかりあがり、空を見れば晴れの予感がする光景がそこにはありました。

夕暮れの空にかかった2つの虹。
虹そのものをあまり目にすることがありませんが、2つも一度にとなるともっと珍しいことではないでしょうか。
食事の時間だったのが残念。
できることなら外に出て撮影したかったというのが本心です。
一週間も北海道に滞在するとさすがに一日くらいは雨で思うようにいかない日もあるものです。

4日目は朝から雨が降ったり止んだりの繰り返し。

8月に咲く利尻島のアジサイ
登山は予備日として設けておいた翌日に回し、この日は鴛泊港から市街を散歩して一日をつぶしました。

期待するのはただ翌日の晴天のみ。
夕方には雨もすっかりあがり、空を見れば晴れの予感がする光景がそこにはありました。

夕暮れの空にかかった2つの虹。
虹そのものをあまり目にすることがありませんが、2つも一度にとなるともっと珍しいことではないでしょうか。
食事の時間だったのが残念。
できることなら外に出て撮影したかったというのが本心です。
2012年10月09日
海の幸 旅館「最北亭」編(盆休み旅記録⑥)
前日の礼文島では民宿「はまなす」にて海の幸を存分に楽しみました。
場所は移り、利尻島。
登山予備日を設けた関係で、旅館「最北亭」に2泊するプランを組みました。
ちなみにこの旅館を選んだ理由は、温泉があり好きな時間に入浴可だということ、加えて電話での対応が非常に丁寧だったことが主な理由でしたが、後に旅館から送られてきた手紙を見ると食事もなかなかのもので、この点も期待していました。
まずは、初日。
おおかた送られてきた写真どおりのメニューが食卓に並んでいました。
う~ん、豪華です。



ウニ、カジカの卵や蛸の卵などコレステロールが若干気になりもしましたが、翌日以降のエネルギー消費を自分自身に約束し、美味しく頂きました^^
しかし、こんなに食べさせてもらえるなら昼にフライドチキンバーガーなんて食べるんじゃなかったと後悔も…。
それにしてもあんまり食事が豪華なので、宿泊料金が本当に予約時のものと一致するか不安になり、食後すぐに2泊分の宿泊費精算を前もってしてもらいました。でも確かに一泊二食で8000円ちょっとなのでした。
翌日の朝食。
こちらは特に豪華さはなく、普通の和朝食といった感じでしょうか。
生卵が食べられない私は一品損した感じです(苦笑)

続いて、2泊目の夕食の写真。

連泊の人に、同じものは出さないよう工夫されていますが、一泊目ほどインパクトはありませんでした。
でもそんな贅沢なことを思ってしまうのも北海道にいるからで、もしこれが日常目の前に出されたら大喜びでしょう(笑)
とか何とか言いながら、二泊目の夕食もしっかり頂きました。
内地では焼いて食べるのが一般的なホッケの煮付けやスケソウダラのすり身の入った吸い物、大きなホタテのフライも。
礼文も利尻も海の幸が豊富で、海鮮好きにはたまらない地です。
肉類一切なしでこれだけ満足できるなんて奇跡です。
場所は移り、利尻島。
登山予備日を設けた関係で、旅館「最北亭」に2泊するプランを組みました。
ちなみにこの旅館を選んだ理由は、温泉があり好きな時間に入浴可だということ、加えて電話での対応が非常に丁寧だったことが主な理由でしたが、後に旅館から送られてきた手紙を見ると食事もなかなかのもので、この点も期待していました。
まずは、初日。
おおかた送られてきた写真どおりのメニューが食卓に並んでいました。
う~ん、豪華です。



ウニ、カジカの卵や蛸の卵などコレステロールが若干気になりもしましたが、翌日以降のエネルギー消費を自分自身に約束し、美味しく頂きました^^
しかし、こんなに食べさせてもらえるなら昼にフライドチキンバーガーなんて食べるんじゃなかったと後悔も…。
それにしてもあんまり食事が豪華なので、宿泊料金が本当に予約時のものと一致するか不安になり、食後すぐに2泊分の宿泊費精算を前もってしてもらいました。でも確かに一泊二食で8000円ちょっとなのでした。
翌日の朝食。
こちらは特に豪華さはなく、普通の和朝食といった感じでしょうか。
生卵が食べられない私は一品損した感じです(苦笑)

続いて、2泊目の夕食の写真。

連泊の人に、同じものは出さないよう工夫されていますが、一泊目ほどインパクトはありませんでした。
でもそんな贅沢なことを思ってしまうのも北海道にいるからで、もしこれが日常目の前に出されたら大喜びでしょう(笑)
とか何とか言いながら、二泊目の夕食もしっかり頂きました。
内地では焼いて食べるのが一般的なホッケの煮付けやスケソウダラのすり身の入った吸い物、大きなホタテのフライも。
礼文も利尻も海の幸が豊富で、海鮮好きにはたまらない地です。
肉類一切なしでこれだけ満足できるなんて奇跡です。
2012年10月08日
利尻島へ(盆休み旅記録⑤)
片付けていかなければならない記事が多すぎて、話題があちこちに移っていますが今回は北海道旅行記の続きです。
タイマー設定の関係で旅行記以外と投稿日が重複することもありますがご了承下さい。
(ここまでのあらすじ)
お盆休み、3ヶ月ぶりに訪れた礼文島で、島内のハイキングコースを歩いた北海道2日目。
一泊し、翌日はママチャリで島内を往復50km以上こぎスコトン岬を往復しました。
<3日目つづき>
香深港を出て、フェリーで利尻島へと向かいます。
観光客、帰省客で賑わう船室とデッキに旅情は深まります。
礼文・香深港から利尻・鴛泊までは40分ほどの航行。海を眺めているうちに利尻島が伺え、つかの間の船旅も終わりです。

鴛泊港には港近くの旅館・民宿の「出迎え」がたくさん来ており、観光客はそれぞれ宿泊する場所の書かれたプラカードを目指していきます。

私の泊まりは「最北亭」。
港から歩いても難なく行けるところでしたが、ご丁寧に車でお迎えいただきました。
チェックインを済ませ部屋へ。
窓から港の見えるいい部屋でした。
荷物整理をし、その後少し休めばやがて夕食の時間。
旅館の最大の楽しみです(笑)
タイマー設定の関係で旅行記以外と投稿日が重複することもありますがご了承下さい。
(ここまでのあらすじ)
お盆休み、3ヶ月ぶりに訪れた礼文島で、島内のハイキングコースを歩いた北海道2日目。
一泊し、翌日はママチャリで島内を往復50km以上こぎスコトン岬を往復しました。
<3日目つづき>
香深港を出て、フェリーで利尻島へと向かいます。
観光客、帰省客で賑わう船室とデッキに旅情は深まります。
礼文・香深港から利尻・鴛泊までは40分ほどの航行。海を眺めているうちに利尻島が伺え、つかの間の船旅も終わりです。

鴛泊港には港近くの旅館・民宿の「出迎え」がたくさん来ており、観光客はそれぞれ宿泊する場所の書かれたプラカードを目指していきます。

私の泊まりは「最北亭」。
港から歩いても難なく行けるところでしたが、ご丁寧に車でお迎えいただきました。
チェックインを済ませ部屋へ。
窓から港の見えるいい部屋でした。
荷物整理をし、その後少し休めばやがて夕食の時間。
旅館の最大の楽しみです(笑)
タグ :利尻島
2012年10月04日
礼文島を自転車でゆく(盆休み旅記録④)
<3日目>
3日目の予報は午前中晴れ、午後から雨というのが前日の予報。
早めに行動することにしました。
とその前に朝食はしっかりと頂きまして(笑)

サービスも食事も大変よく、部屋もきれいだったこの民宿「はまなす」。
お盆休みというハイシーズンでも一泊二食つきで8,500円という値段設定。
ここを選んで大正解でした!
民宿の車で香深港まで送ってもらい、この日は自転車で島内を移動することにしました。

目指すは5月にバスで行った最北限の地「スコトン岬」。距離にして25kmとの案内でしたが、坂道を避けるべく行きは遠回りして金田ノ岬を経由したので実際もう少し距離があったと思います。
海沿いを走り、見内神社を通過。
その昔島にアイヌが多く住んでいた頃、アイヌ達がこの付近にあった岩を恐れて、道を通る際にもこの場所を避け、見ないふりをして通行していたのでそこから和人が「見ないカムイ」と名付けたというのが由来だとか。
でも見なくても見えてしまいますよね。

途中経由した金田ノ岬。
特に観光要素はなく、ただ道の通過点という感じのところでした。

スコトン岬、トド島が見えてきました。
こうやって見ると遠そうに見えますが、自転車であってもそれほど時間はかからないのです。


島に二つしかないという信号機。
そのうちの一つがこれです。幼稚園前の横断歩道に設置されており、半分は教育の一環で設置されているんだとか。
なので基本は青のままで滅多に赤にかわらないのだそうです。(宗谷バス バスガイドさん談)

ちょっと遠回りはしましたが、気持ちよく自転車を走らせてスコトン岬に到着。


前回は人も少なく、寂しさを感じましたが今回は夏の観光シーズン真っ只中。
駐車場の車も多く、観光バスも2台来ていました。
礼文島においてはまだまだパンダエアロが主力として第一線で活躍しています。

距離の割に思いのほか楽にたどり着けたスコトン岬。
じゃあ帰りも楽勝だと思った私は相当考えが甘かった。
そもそも常時風の強い礼文島。
行き楽に来れたということは、裏を返せば帰りは向かい風の影響をまともに受けるということです。

地獄でした(笑)
上り坂はよろしく、平らな道ですらペダルをこげども前に進まないのですからどうしようもありません。
おまけに途中で雨に降られたりも・・・。
でも、
クシュ湖の眺めに励まされたり、

海岸沿いの風景に癒されたり、

島内唯一のコンビニに助けられたり、

↑この自転車で往復50km超はさすがに無謀か!?
どうにかこうにか予定より1時間遅れで香深港に戻ってくることができました。
写真は3枚しか載せていませんが、この間には本当に苦労が隠れているのですよ~。
疲れきったところでフェリーターミナルで遅い昼食。
おにぎりとフライドチキンバーガーという異様な取り合わせですが、とにもかくにも美味かった(笑)
16時10分のフェリーで礼文島を出航し、続いて利尻島へと向かいます。

さぁ、利尻島では何が待っているでしょう。
3日目の予報は午前中晴れ、午後から雨というのが前日の予報。
早めに行動することにしました。
とその前に朝食はしっかりと頂きまして(笑)

サービスも食事も大変よく、部屋もきれいだったこの民宿「はまなす」。
お盆休みというハイシーズンでも一泊二食つきで8,500円という値段設定。
ここを選んで大正解でした!
民宿の車で香深港まで送ってもらい、この日は自転車で島内を移動することにしました。

目指すは5月にバスで行った最北限の地「スコトン岬」。距離にして25kmとの案内でしたが、坂道を避けるべく行きは遠回りして金田ノ岬を経由したので実際もう少し距離があったと思います。
海沿いを走り、見内神社を通過。
その昔島にアイヌが多く住んでいた頃、アイヌ達がこの付近にあった岩を恐れて、道を通る際にもこの場所を避け、見ないふりをして通行していたのでそこから和人が「見ないカムイ」と名付けたというのが由来だとか。
でも見なくても見えてしまいますよね。

途中経由した金田ノ岬。
特に観光要素はなく、ただ道の通過点という感じのところでした。

スコトン岬、トド島が見えてきました。
こうやって見ると遠そうに見えますが、自転車であってもそれほど時間はかからないのです。


島に二つしかないという信号機。
そのうちの一つがこれです。幼稚園前の横断歩道に設置されており、半分は教育の一環で設置されているんだとか。
なので基本は青のままで滅多に赤にかわらないのだそうです。(宗谷バス バスガイドさん談)

ちょっと遠回りはしましたが、気持ちよく自転車を走らせてスコトン岬に到着。


前回は人も少なく、寂しさを感じましたが今回は夏の観光シーズン真っ只中。
駐車場の車も多く、観光バスも2台来ていました。
礼文島においてはまだまだパンダエアロが主力として第一線で活躍しています。

距離の割に思いのほか楽にたどり着けたスコトン岬。
じゃあ帰りも楽勝だと思った私は相当考えが甘かった。
そもそも常時風の強い礼文島。
行き楽に来れたということは、裏を返せば帰りは向かい風の影響をまともに受けるということです。

地獄でした(笑)
上り坂はよろしく、平らな道ですらペダルをこげども前に進まないのですからどうしようもありません。
おまけに途中で雨に降られたりも・・・。
でも、
クシュ湖の眺めに励まされたり、

海岸沿いの風景に癒されたり、

島内唯一のコンビニに助けられたり、

↑この自転車で往復50km超はさすがに無謀か!?
どうにかこうにか予定より1時間遅れで香深港に戻ってくることができました。
写真は3枚しか載せていませんが、この間には本当に苦労が隠れているのですよ~。
疲れきったところでフェリーターミナルで遅い昼食。
おにぎりとフライドチキンバーガーという異様な取り合わせですが、とにもかくにも美味かった(笑)
16時10分のフェリーで礼文島を出航し、続いて利尻島へと向かいます。

さぁ、利尻島では何が待っているでしょう。
タグ :礼文島
2012年10月03日
海の幸 民宿はまなす編(盆休み旅記録③)
<2日目 つづき>
旅の楽しみのひとつはやっぱり「食」。
海の幸の豊富な北海道へ来ればなおさらのことです。
この日は昼食もとらなかったので、空腹具合は普段以上。
それでもこのメニューを全部食べるのは結構大変でした^^;


ウニにカニに刺身に鍋ともうこれだけ海の幸を食べさせてもらえれば文句ありません。
堅苦しい会席料理やコース料理も私には必要ないのです。
何といっても甘みのあるウニが美味しい。街の回転寿司屋などでよく出される不自然な薬漬けしたような味は一切しませんでした。
どれもこれも美味しく頂きました。
食後部屋に戻り、窓を開ければ聞こえるさざなみと優しく吹く風。
この頃には雨も止んでいました。
翌日に備え、というよりかは眠さに耐えられず早々と就寝。
北海道2日目が終わりました。
旅の楽しみのひとつはやっぱり「食」。
海の幸の豊富な北海道へ来ればなおさらのことです。
この日は昼食もとらなかったので、空腹具合は普段以上。
それでもこのメニューを全部食べるのは結構大変でした^^;


ウニにカニに刺身に鍋ともうこれだけ海の幸を食べさせてもらえれば文句ありません。
堅苦しい会席料理やコース料理も私には必要ないのです。
何といっても甘みのあるウニが美味しい。街の回転寿司屋などでよく出される不自然な薬漬けしたような味は一切しませんでした。
どれもこれも美味しく頂きました。
食後部屋に戻り、窓を開ければ聞こえるさざなみと優しく吹く風。
この頃には雨も止んでいました。
翌日に備え、というよりかは眠さに耐えられず早々と就寝。
北海道2日目が終わりました。
タグ :礼文島
2012年10月02日
花の浮島礼文・再び(盆休み旅記録②)
<2日目>
札幌からの夜行バス、「はまなす」号に乗れば翌朝5時半には最北の地 稚内。
この都市間バスは5月にも利用しましたが、夜行列車の急行(特急)「利尻」がなくなった今、一番効率よく移動できる手段は夜行バスでしょう。
この日は、1号車が銀嶺バス(北都観光)の現行GALA(SHD車)、2号車が宗谷バスのエアロクイーン1と両社が1台ずつ出しての運行。通路席までほぼ全席埋まる好乗車率でした。
そのままフェリーターミナルから第1便のフェリーに乗ってもよかったのですが、天候が期待できないことと何より眠かったことが理由で、バスターミナルで少し休んでから出発することに・・・(苦笑)
その後利尻経由の第2便フェリーで礼文島へと向かいました。

もちろんフェリーの中でも爆睡zzz おかげでようやく元気になりました。
かくして3ヶ月ぶりの礼文島上陸!
フェリー発着場にはこの日泊まる民宿の人が迎えに来てくれていて、荷物を預かってもらいました。
それだけにとどまらず、何とこの日歩くコースのスタート地点、香深井まで送ってくれました。
雨が降り出しそうな空で、少しでも早く歩き始めたかっただけに、これには本当に感謝です。

香深井から林道を歩き始めます。

車道兼ハイキングコースなので、舗装されていないとはいえ時々車が通ります。
それにしても、「晴れ男」の私にしては珍しく天候が悪い。
展望はほとんどありませんからそれを期待して歩いていても全く楽しくないのです。
でもここは「花の浮島」、普通であれば2000m超の高山でないと見られないような植物や礼文だけでしか見られない植物も海抜ゼロメートルから見ることができるのだそうです。
「だそうです」とは何とも主体性に欠けた言い回しですが、実際のところ私には全くといっていいほど植物の知識がなく、とりあえず花らしきものを撮ることで今回は自己満足に浸ったのでした。
なので、実はこれらは珍しくもなんでもないどこにでも生える植物である可能性も否定できないのですが・・・。それすら怪しい。
誰か名前を教えてください(笑)






時間に少し余裕があったので寄り道。
林道から分かれ、1時間ほど歩いたところにある礼文滝へ行ってみました。

その後も泣きそうな空の下、林道を歩きましたがやがて霧雨が降り出し、桃岩を目指す頃には完全に視界が遮られました。

もうこうなってくると早くゴールにたどり着くことしか考えられません。
「歩くことに意義がある」とばかりに開き直って黙々と雨の中歩きます。


16時前に宿泊先の民宿「はまなす」に到着。
いやー、本当に疲れました。

温かい風呂で汗を流し、お楽しみの夕食までしばし休憩しました。
つづく
札幌からの夜行バス、「はまなす」号に乗れば翌朝5時半には最北の地 稚内。
この都市間バスは5月にも利用しましたが、夜行列車の急行(特急)「利尻」がなくなった今、一番効率よく移動できる手段は夜行バスでしょう。
この日は、1号車が銀嶺バス(北都観光)の現行GALA(SHD車)、2号車が宗谷バスのエアロクイーン1と両社が1台ずつ出しての運行。通路席までほぼ全席埋まる好乗車率でした。
そのままフェリーターミナルから第1便のフェリーに乗ってもよかったのですが、天候が期待できないことと何より眠かったことが理由で、バスターミナルで少し休んでから出発することに・・・(苦笑)
その後利尻経由の第2便フェリーで礼文島へと向かいました。

もちろんフェリーの中でも爆睡zzz おかげでようやく元気になりました。
かくして3ヶ月ぶりの礼文島上陸!
フェリー発着場にはこの日泊まる民宿の人が迎えに来てくれていて、荷物を預かってもらいました。
それだけにとどまらず、何とこの日歩くコースのスタート地点、香深井まで送ってくれました。
雨が降り出しそうな空で、少しでも早く歩き始めたかっただけに、これには本当に感謝です。

香深井から林道を歩き始めます。

車道兼ハイキングコースなので、舗装されていないとはいえ時々車が通ります。
それにしても、「晴れ男」の私にしては珍しく天候が悪い。
展望はほとんどありませんからそれを期待して歩いていても全く楽しくないのです。
でもここは「花の浮島」、普通であれば2000m超の高山でないと見られないような植物や礼文だけでしか見られない植物も海抜ゼロメートルから見ることができるのだそうです。
「だそうです」とは何とも主体性に欠けた言い回しですが、実際のところ私には全くといっていいほど植物の知識がなく、とりあえず花らしきものを撮ることで今回は自己満足に浸ったのでした。
なので、実はこれらは珍しくもなんでもないどこにでも生える植物である可能性も否定できないのですが・・・。それすら怪しい。
誰か名前を教えてください(笑)






時間に少し余裕があったので寄り道。
林道から分かれ、1時間ほど歩いたところにある礼文滝へ行ってみました。

その後も泣きそうな空の下、林道を歩きましたがやがて霧雨が降り出し、桃岩を目指す頃には完全に視界が遮られました。

もうこうなってくると早くゴールにたどり着くことしか考えられません。
「歩くことに意義がある」とばかりに開き直って黙々と雨の中歩きます。


16時前に宿泊先の民宿「はまなす」に到着。
いやー、本当に疲れました。

温かい風呂で汗を流し、お楽しみの夕食までしばし休憩しました。
つづく