2013年07月03日

あこがれの地名(続・青池線をたどる)

青池を過ぎ、下り坂にさしかかると展望は一気に開けます。


菅平、志賀高原を遠くに望む風景は、姨捨から見えるそれと近いものでありますが、上から見下ろすようなことはなく、なだらかに遠く山の下の風景をたどっていくようななんともよい眺めでした。

そして、引き続き県道86号線をゆくのですが、とうとうこの地区にやってきました。


「有旅」

長野の道路地図で初めてこの地名を見て以来、やたら憧れを抱いた地名でした。

バス停も健在。


バス停のすぐそばには高札板がありました。


解説によれば、130年前のもの(のレプリカ)で、

(引用ここから)「江戸時代に幕府が庶民に何を、どのように知らしめようとしたのかを具体的に知る貴重な歴史資料」(引用ここまで)

だそうです。
てっきり実物かと思いましたが、そんな貴重な資料なら屋外に晒すはずもないでしょうからね(苦笑)

「ははぁ」

とさほどこれの意義を理解することもないまま、再び自転車を走らせます。
個人的には「有旅」のバス停の方が実物ですし、よほど感動でした^^;
何しろこっちは現役ですから(違!?)

ひたすらに高度を下げる道。気持ち良くもありましたが、これまでの上りを思えば少々もったいなさも。
気が済むまで写真を撮りました。

手前の果樹はりんごでしょうか。ちょうど花の時期で白い花がきれいでした。


静かなサイクリングも茶臼山動物園まで。
ここからは交通量が一気に増え、うっかりよそ見もできません。

やがて下り坂も終わり、篠ノ井の市街地へと入ります。

そして、篠ノ井駅でゴールを迎えました。
当初はそのまま長野駅を目指そうと思っていましたが、その後に予定があったので篠ノ井からは自転車をたたみ列車に乗車。

ともあれ、安曇野から長野「市」を目指した今回の自転車旅は無事成し遂げることができました。
長野駅まで行けなかったのは、次またチャレンジする機会があればやってみたいと思います。  
Posted by みすずかる at 23:49Comments(2)川中島バス長野市内