2012年10月14日

涸沢小屋へ

最後の頑張りで、涸沢小屋に到着。
涸沢小屋へ

当初の予定ではさらにそこから登った穂高岳山荘をゴールとしていましたが、この日の状態ではとんでもなく、涸沢小屋にたどりつくのがやっとでした。
涸沢小屋へ

平日であるにもかかわらず、「テント村」、小屋のテラスは人、人、人。
いかにこの時期の涸沢が人を魅了するかがわかります。
涸沢小屋へ

覚悟はしていましたが、宿泊受付をすると小屋の人にさっそくおどされ!?ました(笑)

「今日は大変混雑していて、ふとん1枚で3人くらいですよ」


と。
言わんこっちゃない。
だから秋に涸沢に泊まるのは避けたかったのですが、足が上がらないほど重症の私にそんなことをいう資格なんぞあるはずもありません。

予約していればある程度快適に寝られるようですが、とうの前に定員締め切りを迎えておりそれ以降は、当日飛び込みも含め別館と言う名の地下階へと回されることになるのでした。
どのくらい人が来るのか見込めないことから、寝る場所についてはとりあえずは目いっぱい詰めた配置がされていました。1畳に4人くらいの詰め具合です(苦笑)

このあたりは小屋によって扱いが異なります。
とりあえず偶数番をふりあててその後様子をみて間隔を詰めていく小屋もあれば、ここのように最初から目いっぱい詰めるところもあります。

ただ、同じ番号を持った人が二つもいるというのはどうなんでしょうね~。
おそらくはミスなのでしょうが、もし本当に目いっぱい入ったらどうするのでしょう。

さて、私が部屋に行くと既に2、3名の人がいましたが、思いは皆いっしょ。

「今日は何人このスペースに入るのだろう?」

と(笑)

山小屋では初めて会った人でも話に花が咲くというのはこれまでにもよくあることでしたが、今回はそんな「不安要素」もサカナとなり、随分話が盛り上がりました。

横の相部屋の人もこちらの入り具合が気になるようにしばしば偵察に・・・(笑)

東京、茨城、愛知、大阪、滋賀、長野、兵庫、いろんなところから涸沢にやってきた人が、それも初心者から登山歴50年近い大ベテラン(仙人)まで一堂に集まり、それはそれは楽しい談話タイムでした。

話が進むにつれ、寝るスペースのこともあまり気にならなくなっていました。
というよりも、10人になってからはそれ以上増えることはなかったので、もはや安心の域に。

かくしてこの日は、

紅葉シーズンでありながら、まさかの一人一畳以上のスペース

でゆっくり休むことができたのでした。
早くから予約していた人には少し申し訳ない気もしますが、こればかりは運でしょう。

ところで、初めて泊まった涸沢小屋でしたが、食事もなかなかのものでした。
涸沢小屋へ

美しい紅葉を見て、美味しく食事を頂き、部屋では楽しく語らい、広々としたスペースで休み、足の具合さえ良ければ最高な初日の行程。
足をマッサージをし、翌朝の回復を祈ったのですが…。


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