2012年11月20日

知覧特攻平和会館

武家屋敷付近の店で軽く昼食をとった後、後半の部へ。

知覧の特攻に関する施設の見学をしました。
特攻作戦については、ここで私が稚拙な説明をするまでもないことであるので省略し、いくらか写真を掲載することで見学記録に代えようと思います。

知覧地区はこのように道路の灯篭もいわゆる普通のお地蔵さんではなく、兵隊さんの服を着ています。
知覧特攻平和会館

「富屋食堂」は特攻の母として慕われた鳥浜トメさんの食堂を再現したもので、映画でも使われたそうです。
館内は鳥浜トメさんの生涯と特攻隊員とのふれあいの遺品、エピソード、手紙などが展示されていました。
知覧特攻平和会館

知覧特攻平和会館

ここから特攻平和会館までは距離にして約2kmあり、小雨の降り出した中を歩きます。

30分くらい歩いて平和会館に到達。
さすがに知覧特攻に関するメインの施設だけあり、館内は多くの人でした。

資料映像を観たり、話を聴き、痛ましい歴史事実を改めて学びましたが、訴えるものが何よりも大きかったのは、出撃し亡くなられた方の遺影と肉筆でしたためられた遺書でした。

いろいろ感じたこと、受けた思いはありますが、文字で書くのはどうも薄っぺらい表現になってしまうのでここでは書くことを控えさせて頂きます。
知覧特攻平和会館

ただ、今の自分よりもはるかに若い人が軍令で出撃し帰らぬ人となったこと。
その方々が、どのような思いで知覧に入り、どのような思いで出撃指令まで過ごし、どのような思いで出撃されたかを考えるだけで苦しいです。

私の中で、再度命の尊さ、今の平和はこうした方々の犠牲の上にあるのだということを再度考えさせられた知覧の平和会館見学でした。

特攻隊員が出撃まで過ごした三角兵舎。
知覧特攻平和会館
敵から見えないように、松林の中に半地下壕をつくり、地上からは三角の屋根しか見えないつくりになっています。

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ちょっとしんみりした気持ちで会館を後にしましたが、現実に帰らされるのは時間の存在。

帰りの飛行機の時刻までに空港へ行かなければなりません。
雨による渋滞の影響もあり、鹿児島での乗り継ぎも含めギリギリ。

何とかチェックインを時間内に済ませることはできたものの、冷や冷やしました。

11月の鹿児島旅行記は以上で完結。

自分でも書いていて思ったのですが、なんか骨のない仕上がりになってしまい少々反省しています。
昨年もそうでしたが、冬場になるとどうも気持ちが弱りがちで、気力が出ないのであります。

次にまた旅行計画は待っていますが、その前に紅葉の写真をご紹介することにします。



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Posted by みすずかる at 23:14 │旅の記録(九州)