2014年10月03日

【秋登山2014 その11】久しぶりの双六小屋

三日目の行程も後半戦。
鷲羽岳から三俣山荘まで下り、その後初日に歩いた巻道ルートで再び双六小屋を目指します。

鷲羽岳からだとこんなに小さく見える三俣山荘ですが、下りだと1時間程度の所要時間。


急ぐことはないので足元に気をつけてゆっくりと。


三俣山荘で昼食でもとろうかと思いましたが、やはり金額的なものから諦めることにし、持っていた行動食で栄養補給。

ちなみに今年から行動食を変えました。
少量でも糖分、カロリーを補給できるものとして、

・波照間産・黒糖
・高知の海洋深層水でつくった塩・芋けんぴ


を取り入れてみました。
行動食の代表みたいに言われているカロリーメイトやソイジョイのようなものは、喉が渇いている時などとても受けつけません。これは数年前山で一緒になった人に教えてもらったことですが、やはり自分に合ったものを選ぶことが大切ですね。

小休止をして、いよいよこの日の最終行程へと入ります。
長いこと雲の流れもなく開けていた視界ですが、午後になると雲の流れがにわかに盛んになり、槍ヶ岳もその姿が時おり隠れるようになりました。




往路はバテバテで歩いた道もこの日は余力を残し、音楽を聴きながらのんびりと歩きます。
本来そんな疲れるような道ではないですから。


15時半ごろ双六小屋に到着。私にとって待望の双六小屋であります。
3年ぶりの宿泊、この日はさすがにすいていました。


気温も低かったが、ベンチに人の姿は全くなし



案内されたのは8人収容の部屋。
そこに4人で入れるとのことで、だいぶんゆったりと使えます。


私はというと翌日は下山するだけですから、気持ちも楽。
部屋で寝転んだり、談話室で書籍を開いたり、きままに時を過ごしました。

そして、双六小屋と言えば食事の質がこれまた素晴らしいことも過去2回の宿泊で体験済み。
夜は名物の天ぷら定食です。


ここの系列の山小屋では、経営者方針として

「できるだけ冷凍食品を使わない手作りの料理」(を提供する)

というのがあり、食事にも力を入れています。

事実、天ぷらも小屋の厨房で野菜を切って衣をつけて揚げているのを過去に見たことがあります。
もちろん天ぷらだけでなく、それ以外の副菜に関しても出来合いのものは少ないです。

ご飯の炊き具合もちょうどよく、ついつい食が進んでしまいます。
夜は3膳半、朝も2膳半頂きました。

ちなみに朝食はこのような感じです。


夕食も朝食も味噌汁(おかわり自由)がつきますが、それぞれ入っている具は違いますし野菜が多く入っています。


この夜はぐっすり眠り、いよいよ最終日、下山の時を迎えます。  

Posted by みすずかる at 07:04Comments(0)登山(北アルプス)2014年