2013年08月27日

【夏登山2013 その8】天空の喫茶

三俣蓮華岳の山頂からの眺めはもちろん素晴らしいですが、山頂から三俣山荘へと向かう道の景色も私はとても気に入っています。

今回のルートには含んでいませんが、双六山荘から三俣山荘へと向かうルートでは稜線コースと巻き道コースのどちらでも選択でき、往復すれば二度おいしいルートなのです。


少し進んではすぐ写真を撮るために立ち止まることを繰り返すので、なかなか先へは進めません。


この辺りもコバイケイソウの群生が見事でした。




テント場が見えれば三俣山荘はすぐそこ。
一度泊まったことのある山小屋ですが、トイレが非常にきれいなこと以外はあまり印象にない、というよりもむしろあまりいい印象のなかった山小屋でした。

今回は、宿泊ではなく休憩での利用。
これから鷲羽岳、ワリモ岳、水晶小屋とまだまだ先が長いので、ここで栄養補給していくことにしました。


荷物を置かせてもらい、喫茶へ。

ラーメン 1,000円
うどん 900円
スパゲティボロネーゼ 1,000円
カレーライス 1,000円
オムライス 1,200円
白飯 300円


「山の上」という別世界なので、値段はそれなりにしますがなかなかバラエティに富んだメニューです。


で、なにを食べるかですが、和食続きになることを考慮してスパゲティを注文しました。
麺がアルデンテの硬さでないとか、湯切りが悪いとか、この際そんなことをいうのはナンセンスです!


せっかくであれば、これにコーヒーを付けられたらいいのですが、そこは節約し、無料で飲める水です。
少し離れたところにいた人は、スパゲティを食べた後さらにケーキセットを注文していましたが、考えてみるとそれだけで2,000円ですからね^^; 私には到底マネできません(苦笑)

ちなみにこの喫茶、写真にも写っていますがなかなか大きなスピーカーが設置されていて、クラシック音楽(この時はバッハの曲が流れていました)音楽を楽しみながら飲食できるのです。

アルプスの山々を眺めながら優雅にバロックの流れる部屋で、喫茶タイム。
空気も水も美味しく、景色も文句なし。五感が満足できたひとときでありました。

前回はあまり印象を持てなかった三俣山荘ですが、今回はがらっと印象が変わりました。
小屋の人は喫茶も含め非常に応対がよく、むしろこのまま泊まっていきたいような心境にさえなりました。
水晶小屋を目指すということを話すと、小屋の規模、最近の混雑状況など丁寧に教えて下さいました。

前回のは一体何だったのでしょうか。もしかすると雨だったことが、全てを悪く印象づけてしまう要因になってしまったのかも知れません。

そして、相変わらず山小屋最高クラスのトイレ

もはやマイナス要素はありません(笑)

さて、ここまで太郎平小屋から黒部五郎、三俣山荘とたどりましたが、水資源に恵まれているのはここ、三俣山荘で終わりです。後半のルートはどこも水に苦労すると事前に情報を得ていたので、ここで思う存分給水していきます。

かくして出発時点での保有水分はこのような感じになりました。

スポーツドリンク 900ml 1本
お茶 500ml 1本
水 500ml 2本
水 600ml 1本
水 1,000ml 1本


これだけでも結構な重さです。

さぁ、気合を入れて鷲羽岳へと向かいましょう!
  
Posted by みすずかる at 23:11Comments(2)登山(北アルプス)2013年