2011年03月07日

ユトリアグループ

今回から何回かに分けて、山交バスを題材に記事を書いて行こうと思います。

このデザインのバスへの憧れは強けれども乗車はもちろんのこと、現物を見ることすら今回ようやく叶ったわけで、山形・仙台では見るものすべて新鮮に映りました。

そもそも「UTORIA」とは何か?

これは「ユートピア」「ゆとり」の造成語として考案されたグループ名だそうです。
「alpine」「corporation」の造成語としてできた「アルピコ」のようなものでしょうか。

ユトリアグループもアルピコグループと同じく、運輸事業のみならずさまざまな業種に携わる生活総合事業を営んでいるといえましょう。
不動産事業、ビル事業、商事事業、レジャー・リゾート事業など多岐に及びます。

もちろんこのブログでとり上げるのは運輸事業、とりわけ山交バスのことでありますが、生活から娯楽まであらゆるところで関わるユトリアグループ。旅行者の自分にも山形へ行く際はなんらかの形でグループのお世話になることでしょう。

山交バスのデザインは、1993年にCIが導入され、以後登場するバスは新デザインが取り入れられました。
かつては高速バスと貸切バスでも塗装は異なったようですが、現在は高速バス・貸切バスのカラーと、一般路線バスカラーの2種類が「ユトリアカラー」として採用されています。(高速車のデザインは1991年山形交通時代に採用されたもの)


高速バス・貸切バスのデザイン


一般路線バスのデザイン

大半がこのCI導入後のデザインですが、路線車には山形交通時代からの旧塗装車(1987年からのデザイン)もまだ残っており、ロゴも古いものが今なおそのままの状態で運用に就いています。


赤が特徴の路線バスもですが、とにかく私はこの高速バスカラーにかぶれており、撮った写真は大半が高速バスのものでした(笑)


このデザインは、山形を流れる最上川と月山・羽黒山・湯殿山の山形の名山(出羽三山)をイメージしたものだそうです。
修正:蔵王・吾妻山・月山の三山

初めはどれも同じと思ってみていましたが、やがて違いに気付きました。

貸切バスは、「UTORIA」の文字のみ。


高速バスは「UTORIA」に金文字で「EXPRESS」が。


そして、高速バスでも夜行仕様の3列シート車には、さらに「HIGHWAY」がつきます。

(※許可を得て撮影)

見れば見るほど面白い山交バス。
その保有車両にもラインナップの充実ぶりに驚かされるのでした。

  
タグ :山交バス

Posted by みすずかる at 23:51Comments(0)山交バス