第52回リサイタル@東京文化会館
16日の日曜日東京に行った目的はこれでした。
ダークダックス。 言わずと知れたコーラスグループで、ご存知の方も多いことと思います。
もう80歳近いのに今もまだ活動を続けている。
それだけでもすごいのに、どこからあのハーモニーは出せるのか・・・、本当に敬服します。
私がダークのファンになったのはもう13年も前のことですが、リサイタルはというと今年でまだ3年目。CDとは違い、解説やトークが入るのでいつも勉強させてもらえます。
プログラムにあるように、今年は山田耕筰をテーマでした。山田耕筰というとどうも難しい曲が多く、なかなか親しみを持てなかった作曲家だったこともあり、知らない曲も結構ありました。
近寄りがたい難度の高い山田耕筰の世界でしたが、ダークダックスが語ると不思議にももっと知りたいと興味を持ってしまいます。それだけ丁寧でわかりやすく、しかも面白い解説なわけですね。
後半は、「場内の皆さんも一緒に歌いましょう」というテーマで、ちゃんと歌詞も配布されました。どれも歌詞も見ずに歌える歌ばかりでもちろん私も参加。
それにしても日本の歌っていいですね。
春、夏、秋、冬。 それぞれの季節の光景が思い浮かぶ、美しい歌詞とメロディ。
こういういい歌がいつまでも歌い続けられてほしいものです。でも哀しいかなこういう歌があることさえ知らずに大人になってしまう、今の若者にはそんな人もいるのでしょう。
日本語とかけ離れたはき捨てたような歌詞と騒音か雑音かと思うような曲。
低俗な音楽が蔓延っているように思えてなりません。
いやはや、こんな歌ばかりで自分たちが親になって子どもに教え、次に伝える歌なんてあるんでしょうかね?
以上とても20代とは思えない男の独り言でした(苦笑)
最後にこの季節ふと口をついて出てしまうこのお気に入りの詞を。(特に2番の二行です。)
<故郷の空> 大和田建樹:作詞
夕空晴れて 秋風ふき
月影落ちて 鈴虫なく
思えば遠し 故郷の空
ああわが父母 いかにおわす
澄みゆく水に 秋萩たれ
玉なす露は すすきにみつ
おもえば似たり 故郷の野辺
ああわが兄弟 誰と遊ぶ
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