交通フェスティバル

みすずかる

2010年11月05日 23:34

既に記事に少し書きましたが、この前の日曜日は地元で行われた神戸市交通局の交通フェスティバル「~B-FREE~」に行ってきました。

行われた場所は神戸市須磨区名谷車両基地。私にとっては幼い頃住んでいたところの近くということもあり、ある種懐かしさを覚える場所でした。



雨にも関わらず会場内は家族連れでにぎわっていました。
まずはボンネットバスがお出迎え。




「いすゞのエンブレムも渋いし、味があるバスだなあ。」と思い年式を見ると…。
「え?」、どうやら「なんちゃってボンネットバス」のようです(笑)


後から知りましたが、これは排出ガス規制に対応したトラック用のシャーシをベースに、ボンネットバスを復元したものだそうです。う~ん、でもまあ昔気分を味わえるということではよしとしましょうかw

さて、神戸市交通局のイベントということで、地下鉄と路線バスがそれぞれ展示されていましたが、鉄道部門でのお楽しみはやはり「洗車体験」

せっかくなので私も先着順の列に並び、体験してきました。






バスでの洗車では9月の信州バスまつりが記憶に新しいですが、列車での洗車と言うと本当に久しぶりの体験でした。

その他の企画としては、ノンステップバス(21年西日本車体工業製)を使用した「バスたんけんツアー」、これもなかなか興味深いものでした。市バスの職員の方が、バスの車内からエンジンまで普段は見られないところまで一挙大公開してくれます。



車いす用スロープを引き出しての実演や、


エンジンの公開、


車内に入って説明を聞いた後は、まさかの非常口からの脱出体験も~
結構高低差があり、下りるのは要注意ですね。




職員の方の話の中で、国で決められたノンステップバスの仕様について説明がありました。
てすりや降車ボタンの色はもちろん、座席の色までもが決められているとは驚きでした。

ちなみに神戸市交通局の座席ですが、いかにも神戸らしさを感じられるモケットが採用されています。
ポートタワー、海洋博物館、風見鶏など、神戸市民には馴染みのものがイラストとして入っていました。
横浜市のバスのようにいつか新天地でこの座席のまま活躍することはないのかなと想像してみたり…w



会場にはもう一台、運転席に座れるバスとしてノンステップバスが展示されていました。
LED表示はこれまた滅多と見られない、いやむしろできれば表示することがないに越したことはないこんなものでした。




この表示にもかかわらず楽しそうにバスに乗り込む人々の姿、このギャップはすごいものがあります(笑)


さほど広い会場ではありませんでしたが、地下鉄、かつての市電、そして路線バスとどれも興味をひくものばかりで、ついつい長い時間滞在してしまいました。「市営」ということで「硬いイベント」を想像していましたが、実際は職員の方も楽しそうに説明していたり、質問にも快く答えてくれたり、子どもへのサービスもよかったりと大人も子供も楽しめるイベント
だったと思います。

さすがは神戸市(謎)
このイベントに携われた神戸市交通局の職員の方々に感謝です。


また余談ながら、帰りがけ初めてこれを目撃しましたw
本拠本元、「山陽キュービック」です。




確かに座席の柄はよく戸隠方面に行く際などに目にするものでした。
これらの車両もひょっとしたら数年後川バスに移籍するなんてことになるかもしれませんね~。

ただ、戸隠方面で使うような後ろ扉仕様ではありませんが…。

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