涸沢めざして(夏の思い出2010②)
<2010 アルプス登山その②>
上高地を出発した私は、
明神、徳沢、横尾へとコースを進んでいきました。
ここまで所要2時間弱。
比較的平坦な道のりもここまで。
いよいよ登りの「
序章」が幕を開けます。
屏風岩を左に眺めながら、少しずつ高度を上げていくこのコース。
毎回のことながら、屏風岩の迫力には圧倒されます。
本谷橋で「
序章」は終了。
ここで少し休憩をとり、涸沢までの長く続く登りに備えました。
気温はさほど高くないとはいえ、この道を登り出すと汗が吹き出してきます。
時折吹く心地よい風が清々しいです。
涸沢までの道で何がしんどいって、見えてからなかなか着かないのが一番応えます。
「おい、まだなのか~」っと。
キャンプエリアに入ってもまだ
涸沢小屋は見えません。
ようやく見えてもまだあんなに遠くに…
小屋で飲むスポーツドリンクを心の支えにもうひと頑張り!
そして13時頃
涸沢小屋に到着。上高地を出て約4時間が経過していました。
色とりどりのテント。上から見下ろすと何とも鮮やかです。
そして
涸沢の象徴とも言える
カール地形。
ここまで来ると既に異国の地のようです。3年前に初めてこの景色を見た時は鳥肌が立つほどでした。
「さぁー、着いた」
でここが終わりではなく、
涸沢も通過地点の一つ。
いよいよここからがこの日のハイライトです。
<つづく>
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