西鎌尾根から槍ヶ岳、そして下山へ
長々と続いています夏休み(8/9~13)の登山記ですが、そろそろ片付けようと思っています。
4日目、8月12日水曜日は朝から気持ちのよい晴れ。
快適な一夜を過ごした双六小屋を後にし、樅沢岳から西鎌尾根を通って槍ヶ岳までの道を進んでいきます。
足の痛みは相変わらずでしたが、ここでやめるわけにはいかないので痛みを耐えて歩き始めます。
ウォーミングアップは樅沢岳頂上までの登り。思ったよりは楽でした。
地図には特に書かれてはいないですが、樅沢岳山頂は素晴らしいビューポイントです。
槍ヶ岳を正面に見ながら、その他笠ヶ岳や焼岳、穂高連峰、そして振り返れば前日に登った双六岳、三俣蓮華岳に鷲羽岳などなど、色々な山を眺めながらの山行はとても贅沢なものです。
もちろん視線を下げると、至る所に高山植物が咲いています。
最初はなだらかな道でしたが、途中からはお楽しみも♪
とは言ったものの、このコースは全般的に歩きやすいものでした。
何がいいって、だんだん槍ヶ岳が目の前に迫ってくる感じがいいですね~。
っというここまでは素晴らしい天気に恵まれた西鎌尾根歩きだったのですが、それは肝心なところで打ち崩されます。
双六山荘から約5時間かけて槍の肩の小屋に着く頃にはかなり雲が広がっていました。
上の写真は、この日晴れていた最後の瞬間に近い頃撮ったものでした。
予想通り、私が山頂に着くときにはガスで何も見えず。。。
昨年に引き続き、単に登頂記念写真をとっただけで終わってしまいました。
どうもこの山私とは相性が悪いようです(苦笑)
これ以後翌日下山するまで、一時たりとも晴れることはありませんでした。
展望ゼロでは仕方がないので、諦めてこの日宿泊する「ヒュッテ大槍」へ。
双六山荘で一緒だった人(以下Sさん)は私より1時間以上前に着き、既に缶ビールを4本も開けていましたw
私も山荘に着き、ゆっくりとくつろぐことにしました。
Sさんと話をしたり、地図を見て今後の計画を練ったり。どうせ外は何も見えないのだから。
ヒュッテ大槍の食事は今年も山小屋の食事をはるかに超えた食事でした。
これに関してはまた別記事で…。
さて、迎えた最終日は8月13日木曜日。
外は朝から吹きつける雨と風。
Sさんが新穂高温泉から温泉のある沢渡まで送って下さるとのことだったので、私も新穂高温泉に下山することにしました。
雨の日の3000mは初体験。
できれば今後体験したくないですね(苦笑)
足の痛みもピークを迎え、かなりの時間を要しての下山。
何はともあれ無事下山し、今回の登山は閉幕しました。
下山後はSさんの車に乗せて頂き、沢渡でお別れ。
私は沢渡の温泉で5日ぶりの風呂に入り、その後松本へと向かいました。
年に一度の長期登山。
今年は雨に苦労させられましたが、色々と勉強にもなったし、もちろん要所ではいい景色も楽しめたし、充実したものだったと思います。
しかし「槍ヶ岳からの展望」、これが2年連続で見られなかったことが、翌週のリベンジ登山につながっていきます。
今回も最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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