【夏登山2013 その10】天空散歩
この日の後半戦は
鷲羽岳から
水晶小屋まで。
ああ、せっかく苦労して登ったのにこんなにも標高を下げてしまいました^^;
そして、下りの後の登り返しはお決まりのお約束。
ワリモ岳へ向けてまだまだ頑張りを求められます。
少し登りが落ち着いたところで、こんな標識が目に留まりました。
「頂上」とありますが、どう見ても登山道の通過点。
どうやら岩を登ったところが本当の頂上のようです。
せっかくなので休憩も兼ねてザックを下ろし頂上へと登ってみました。
まだまだ
水晶小屋は遠いのを目で感じます。
ところで、肝心な
鷲羽岳の方向は逆光だったこともあり、写真を撮れていません。
なので、結局鷲羽岳から撮った写真とあまり変わり映えのしない写真しか撮れませんでした。
ワリモ岳からさらに20分ほど歩くと
「ワリモ北分岐」に到達。
左をゆけば
岩苔乗越、祖父岳を経て
雲ノ平です。
当初、この日は雲ノ平まで歩き一泊しようかとも思っていましたが、地図上のコースタイムで見るのとは裏腹に、実際上から見てみると
雲ノ平山荘はかなり遠くに見えました。
この時点で暑さ(というよりかは日差しの強さ)にバテてしまっていた私は妙に消極的になり、とにもかくにも水晶小屋を目指して早く休みたい一心でした。ということで、今回も憧れの
雲ノ平は行けずじまいです。
今、この記事を書きながら登山地図を見ていますが、距離で見ても、コースタイムを見ても普通の状態からすると何ら苦でないコースです。しかしながら、この時は本当にしんどかったです。シーズン前のトレーニング不足がここへ来て現れてしまったのかもしれません。
でもこの先も景色は実に素晴らしいものでした。
薬師岳と水晶岳
ひょっこり顔を出すのは野口五郎岳
クライマックスはもはや楽園のような光景。
もし「天国」というものがあるなれば、このような光景かなとふと思ったものです。
今回の縦走ではここまでにもいろいろと感動的な景色に出会ってきましたが、一番印象深かったのはこのあたりの景色でした。できることなら身軽になって何も考えずに寝転びたい!(笑)
14時過ぎ、この日の目的地
水晶小屋に到着。
随分と歩いた気がしましたが、実際には鷲羽岳から2時間も歩いていません。
定員30名の
水晶小屋。
過去最高で120人以上入った日もあったそうですが、果たしてこの日の宿泊者数は何人になるのでしょうか・・・。不安でなりませんでした。
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