いざ大キレットへ

みすずかる

2012年09月05日 07:05

翌朝は5時に起床。
残念ながらご来光には間に合いませんでしたが、久しぶりによく寝ました。

ご来光に間に合わなかったと言うよりは、大キレットだけに集中したかったので、あえて無理して起きるのはやめようと思っていたというのが実際のところです。

足の状態は悪化することもなく、小康状態。天気は晴れ。またとないコンディションです。

これはもう行くしかないでしょう!

まずはお約束のこの立て板。
気を引き締めて先を行こうという気にさせてくれます。


遠く富士山も無事通過を祈ってくれているのかどうなのか。


改めて当面、今から3時間のコースを目で辿ります。

う~ん、どこに道があるんだ???



6時16分
南岳小屋を出発。


右手には昨年登った笠ヶ岳がどっしりと構えます。
やはり美しい山です。


6時19分
まずは鞍部までの大下り。
危険な箇所ではありませんが、足を滑らせないようまた落石を起こさないよう慎重さを求められる箇所です。


6時24分
どんどん下りていきますがカメラは手放せず、だんだん近づいてくるキレットの核心部に向けて写真を撮りまくる私。
空も青々としていて気分も最高です。


6時36分
下り道は容赦なく継続中。
鎖や梯子も続きます。


6時42分
写真は鎖場を下りる男性の姿。
この人は後ろ向きに下りてきていますが、私はどちらかというと前を向いて下りることの方が多いですね。
足の着く場を確実に目でおさえたいというのが理由でしょうか。


6時52分
大下りは終わり、ここからはしばらく安全な稜線歩きを楽しめるところです。
アルプス登山の醍醐味とも言える稜線歩き。さながら空中散歩の気分になります。


さて、今下りてきたところを振り返ってみましょう。


こうしてみると結構高度を下げてきたのがよくわかります。
下りた分は、今からのコースで北穂高岳の標高(3106m)まできっちり登りなおさなければなりません。

お楽しみ大キレット。
続きは次回の記事でご紹介します。

関連記事