小樽市総合博物館(旧小樽交通記念館)②

みすずかる

2012年06月15日 23:52

小樽市総合博物館の展示車両についてひとつひとつ記事を書いていたら、かなり回数を要しそうなので、いくらか写真を貼り逃げしていく載せておくに留め、次の記事へと移ることにします。


もっとも私にはこれといって展示車両について知識があるわけでもないので、詳細が気になられた方はぜひ実際に足を運んで
見て頂きたいと思います。


まずはこれから。

【道内電化の祖 ED75 501】




1両のみの存在だったらしいです。

【北海道用 量産形電気機関車 ED76-509】


【旧型客車 スハフ44-1】




【旧型客車 オハフ33-364】


外板がボロボロで痛々しかったです。

【レールバス キハ03-1】






一度実物を見てみたかったレールバス。
乗ってみて納得。確かに乗り心地も良くなさそうで、かつ1両では混雑に対応できないなと。

「声問」のサボがついていたから天北線でも使用されていたんでしょうか。


続いて、冬の寒さが厳しい北海道ならではの雪かき機を何機か載せてみます。
【キ718・キ752】






【キ270】





【キ601(ロータリー車)・キ800】







【DD14-323】




顔つきがコワイ。
いかにも多量の雪を捌けそうな気がするけれど、実力はいかほどのものだったのだろうか???

【DD15-37】





まだまだ、全然紹介し切れていないのですが、アイアンホース号が呼んでいるので車両紹介(写真公開)はここまでにさせて頂きます(笑)

アイアンホース号1909年にアメリカのポーター社で製造された蒸気機関車です。
小樽市により平成初期に輸入され、園内の短い区間ではありますが製造から100年以上経った今なお「動態保存」という形で現役です。





11時前に、ちょうどそのアイアンホース号の出発案内があったので、ぜひとも乗ろうと思い「中央」駅まで行ったのでした。

走行距離は片道400mの往復。
機関車に引っ張られた客車はコトコトと園内を走ります。

のんびりとして何とも言えないいい気分です。

間もなく「手宮」駅に着くと、ここから凝った演出がなされます。
一旦機関車を客車から切り離し、転車台で方向変換した後、バックで戻って客車に再び連結するのです。

う~ん、カッコよすぎます。

復路ものんびりと汽車の旅を楽しみ、再び「中央」駅に戻ってきました。


程なくして機関車は客車から切り離されます。

朝の一仕事を終え、「ふぅ、疲れた」といった感じでしょうか。
アイアンホース号は転車台にて転回し、機関庫へと戻っていきました。




展示車両ももちろんよかったですが、入館料400円だけでこのアイアンホース号にも乗れるというのは随分太っ腹だと思います。

いや、正直別料金を取れると思いますね(笑) 
「その分を展示車両維持費にあてればどうだろうかな」ともふと思ったのでした。


予想以上に長居をしてしまいました。
開館と同時に入って、出たのは12時半ですから3時間もいたことになります。

20年越しの憧れの場所、小樽市総合博物館(旧小樽交通記念館)
大人になっても楽しめる、素晴らしい博物館でした。

個人的には「碓氷峠鉄道文化むら」(これまでの1位)よりも、「リニア・鉄道館」(これまでの2位)よりも気に入りました。
また機会があれば訪れたいものです。



関連記事